エピソード22 〜天使強襲〜
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「バブル・ショットを代わりに破壊して、バブルマン・ネオの破壊とダメージを無効にするぜ!さらに、バブルマン・ネオと戦闘したモンスターは戦闘後に破壊されるぜ!」
ヴィーナスを戦闘ではなく、効果破壊できっちりと対処してくるあたり、さすがだな。と少しばかり関心する紫苑。
「俺はこれでターン、エンドだ」
十代
LIFE:3100
手札:無し
魔法・罠:無し
場:
【E・HERO バブルマン・ネオ】☆4 ATK0
十代の奮闘により、ヴィーナスがさらに一体減り、攻撃力の低下は500ポイントまでに下がる。
「私のターン、ドロー!手札から【死者蘇生】を発動し、【The splendid VENUS】を墓地から特殊召喚して、バトル!ヴィーナスでバフルマンを攻撃!」
十代LIFE3100→300
大量に降り注ぐ光の矢に蜂の巣にされ、呆気なく散ったバブルマン。
「じゃあ、ヴィーナスでダイレクトアタック!!」
「やらせねえ!墓地のネクロ・ガードナーを除外して攻撃を無効にするぜ!」
黒い装甲を身に纏った戦士がヴィーナスから放たれた光の矢を全て防ぎきる。
「施しの時か……。惜しかったな〜。私はこれでエンドね」
翠
LIFE:5150
手札:一枚
魔法・罠
【帝王の進撃】
場
【The splendid VENUS】☆8 ATK2800
【The splendid VENUS】☆8 ATK2800
翔のターンが回ってくる。恐らくだが、これがラストターンだろう。十代の手札はゼロ。加えて、翠はモンスターを場に二体残しており、手札も二枚ほどある。逆転できるとしたら最も手札を多く保有している翔のこのターンしかないのだが……。どうする?
「ぼ、僕のターン……。ドロォォォ!」
神頼みするかのように眼を瞑り、ドローをする。しかし、欲しいカードが引けなかったのか微妙な表情をする。
(こ、このカードは……。)
今、翔が手札に加えたカードは【パワー・ボンド】。リスクがある分、機械族モンスターを融合する際に攻撃力を倍にできるカードだ。そして、翔の手札にはレスキューロイド、キューキューロイド、融合、リミッター解除の4枚が揃っており、パワーボンドとリミッター解除のコンボで攻撃力4倍となり、デュエルに勝つことができる。
だが、翔は…………
(こ、このカードはお兄さんに封印されているカードっす。僕なんかが使っちゃいけないカードだ。)
このカードを使えないでいた。
幼少期に兄である亮にもらい、デュエルをしていた時に使おうとしたのだが止められた。このカードを渡した張本人である兄、丸藤 亮に。
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