暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード22 〜天使強襲〜
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んだ」

「そうなんだじゃないわよ!プラネットシリーズは強さから、数枚しか発行されず、しかもそれを賞品にした大会で優勝するしか手に入れる方法がないのよ!シンクロとか、エクシーズ並に高価なのよ!」

そこで納得したのか、へーと頷く

「てか、それを3枚持ってるって紫苑の姉ちゃんはすげーんだな」

「確かにそうね。プラネットシリーズが賭けられた大会はプロも出場するって聞きましたが……。翠さん、貴女何者ですか?」

十代、明日香、翔の3人からジトーと穴が空くくらい凝視され、あははと笑って誤魔化す翠。ちらっと紫苑の方を向いて助けてとアイコンタクトをする。

(help!)

(自業自得。自分でなんとかして)

(ウゥ〜……。薄情者め!)

(知らんがな……。)

しかし、プラネットシリーズか〜。確か、今度太陽をモチーフにしたカードが出されるんだよな。出場しようかな?

紫苑の脳内ではプラネットシリーズの確保=出場みたいな方程式が成り立っていたりする。

ちなみに紫苑と翠で合わせて、ヴィーナス(金星)マーズ(火星)ネプチューン(海王星)を所有している。まぁ、もっとも【The splendid VENUS】だけに至ってはその汎用性と人気度の高さから割と多くの枚数が刷られているが、絶版であることには変わりない。

「まぁ、デュエルに勝ったら教えてあげなくもないよ?」

「十代君、翔君!絶対に勝ちなさい!」

「「い、イエッサー!」」

物凄い形相で命令され、敬礼をしつつ応える二人

「ふふ、頑張ってね〜♪じゃあ、ヴィーナス三体の永続効果いくよ〜」

翠の合図と共にヴィーナス達から美しい閃光が放たれるも、その光を受けた翔のロイドは急にヘナヘナとへたり込む。

「なんだなんだ??翔のモンスターがへたった?」

「ノンノン。ヴィーナスの効果だよ。場の天使族以外は攻守共に500ポイント減少するよ」

【スチームジャイロイド】ATK2500→1000

ヴィーナス三体で1500ポイントものダウン。力のみでバトルするならヴィーナス一体ですら海馬瀬人のエースモンスターブルーアイズ・ホワイトドラゴンを越え、三体揃えは、ブルーアイズ・アルティメットドラゴンにあと少しで匹敵する。

「そ、そんなー……。勝てっこないっす〜〜」

先ほどまでの威勢はどこへやら、早くも意気消沈している翔

一方、十代は強敵を目前にして子供のようにはしゃいでいる。

「問答無用!バトル、行くよ!光神化で特殊召喚したヴィーナスでスチームジャイロイドに攻撃!ホーリー・フェザー・シャワー!」

ヴィーナスから放たれた光は空中で分散し、光の矢となりジャイロイドへと降り注ぐ

翔LIFE6300→5900
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