暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード22 〜天使強襲〜
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「さぁ、第2ラウンドだよ♪ドロー!」

デッキトップに手をかけると声高らかにドローする。引いたカードを確認すると、ニヤリと口角を上げて笑う。

「手札から、速攻魔法【光神化】発動!!」

魔法カードを発動させると手札から一枚のカードを抜き取り、頭上に掲げる。そのカードを見た紫苑はバツの悪そうな顔する。

「終わったな……。」

「どういうこと?」

紫苑の呟きに明日香が反応してくる。

「まぁ、見てればわかるって。最上級モンスターが三体は並ぶから。」

「え、そんなに??」

驚きを露わにする明日香。さすがに三体とか無理でしょと言っている。

このタイミングで光神化とか……。もはや、あのコンボしかないだろ。南無


「華麗なる金星よ!美しき光を放ちて、魅了せよ!光臨しろ、【The splendid VENUS】!!」

美しい光を放つ金星の名を持つ天使がフィールド上に降り立つ。

「そして、この瞬間!新たな速攻魔法を発動!【地獄の暴走召喚】!さらに二体のVENUSを特殊召喚するよ!」

【The splendid VENUS】☆8 ATK2800

同じ天使がさらに二体、威圧感がより一層強くなり翔の場のジャイロイドは気圧され縮こまってしまっている。

「上手い!翔君のロイドモンスターは融合モンスターだから暴走召喚の効果では出せない。……。けど、本当に三体も出して来るとはね」

「だろ?」

まさか本当に三体も最上級モンスターが並ぶとは思っていなかったようで若干引き気味の明日香。

「全く、なんであなた達、姉弟はぽんぽん、上級モンスターが出せるのよ」

「俺もかよ。まぁ、否定はしないが……」

軽く八つ当たりされ、苦笑いしつつ返す

さて、十代達はあの悪魔より凶悪な天使をどうやって攻略するのやら。

『くっ……。あそこで私を出してくれればあんなくそメガネどものライフなんて一瞬で消し炭にできたのに……。」

ちらりと横を向くとアテナがハンカチを噛み締めながら、悔しがっていた。

おまえが三体並んだら、龍牙みたいになるだろうが……。あれは軽くトラウマになるぞ

『あ、あれは私は悪くないですよ〜。』

目をさっと逸らし、俺の追求を逃れようとする。


「って、そのカード、ぷ、プラネットシリーズじゃない??」

今更だが、明日香が凛としてフィールドに並ぶ天使たちを見て、声をあげる。十代は何それ美味しいの?みたいな感じで首を傾げている。

「なぁ、明日香。それってスゲーの?」

十代の放った一言で彼以外全員がズッコける。

「知らないんすか、アニキ??プラネットシリーズって言ったら、超が付くほどのレアカードっすよ!」

「へぇー、そうな
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