暁 〜小説投稿サイト〜
DQ5 最強に非力なだけの平凡な男だが、何故かDQ5の世界に転生した。泣く。
ショタコンホイホイ☆幼少期
3.幼馴染がスイーツ(笑)な件について
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来たんだけど……薬草を取りに洞窟に行った薬師さんが、もう3日も戻ってこないの」
洞窟かー……そういえば見た気がするな、川の近くの洞窟。
……はっ、もしかしてこれは「お願い、リュカが探してきて!」フラグ!?
え、洞窟ってモンスター出るんだよね、ヤダヤダ、痛いのヤダ!
よし、ここはどうにか俺は行かない方向に話を進めよう。
ここでの俺の話術が、俺の命運を決めるッ!
「そっか、大変だねえ……あ、僕、お父さんに薬師さんのこと探してくれるようにお願いしてみるよ!」
「え、そんな……悪いわ、パパスさん忙しそうだし……」
「ん……だけど、お父さん優しいからきっと頼まれてくれるよ!」
「うーん、でも……そうだ、じゃあリュカが探してきてよ!」
そら来た!
おいビアンカ姉、そこで俺が怪我したらお前の責任だぞ?解ってんのか?あぁん?
と、内心はかなり荒ぶっているがえらい俺は表には出さない。えらいから。
「え……でも、洞窟ってモンスター出るんだよね?」
「そうよ?あ、あんた怖がってるんじゃないでしょうね!私なんてね、魔法を使えるのよ!」
じゃあお前が行けよ姉さん!
「へぇ、すごいね、お姉ちゃん!……でも、僕は使えないから……怪我しちゃったら、どうしよう……」
「だぁいじょうぶよ、リュカだってパパスさんの息子なんだから!」
だから父さんに頼んでやるっつってんだろまったくもう!
「おーいビアンカー、そろそろ宿に帰るよー!」
「あ、はーい!……じゃあリュカ、お願いね!」
最後にバッチリウインクを決め、バッチリ面倒ごとを押し付けていったビアンカ姉。
……くそう、なんでこんなことに……父さんに言いつけるぞ……もう……。
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