暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
妖精の曲『剣の舞』
1ースノードロップの日常 (前編)
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っぱり似合ってるよ?詩乃!」
「う、うん…。」

そうすると顔を真っ赤にして。お礼を言ってくれた。
そうして店の外に出ると。

「そういえば私もお礼しないとね?」
「え…?」

そうすると詩乃は僕にしがみつく。

「佳!ありがとう!」
「し、しの!近いよ!」

僕は少しあたふたする。そうすると詩乃はニヤッとして。

「いつもの事じゃない…?それに顔赤いよ?」
「…。か、帰るよ!」
「そうね…。」

そう言って詩乃は僕の手を握ってきた。僕はそれに少し驚きながらも笑って。

「うん!そうだね!」

寒い夜道だけど握った詩乃の手の温度はとても暖かい物だった。

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