妖精の曲『剣の舞』
1ースノードロップの日常 (前編)
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さん。…美味しそう。僕はそのままクレープ屋さんに突っ走り。
「詩乃!詩乃!クレープ美味しそうだよ?」
「そういうのは女の子から先に言う物なんだけどね…。」
「いいじゃん♪いいじゃん♪一緒に食べよう?」
そうすると詩乃は僕の待つクレープ屋さんの前に来る。そうすると僕は笑って。
「すみません!この牛乳たっぷりクリームクレープに、チョコレートバナナクレープに!それにそれに…!」
「はあ…。頼みすぎ。…すみません。牛乳たっぷりクリームクレープとブルーベリークレープ一つずつ下さい。」
「はは…彼女さんも大変そうだね。」
店員さんはそう言って頼んだクレープを詩乃に渡してくれた。そうすると詩乃ははにかんで。僕達はクレープ屋さんから離れる。
「店員さん…もう慣れてます。」
「早く食べよう?」
「そうね…。」
僕は自分のクレープをパクッと食べると。
「美味しい!」
「そうね。」
見ると詩乃もブルーベリーのクレープを美味しそうに食べていた。…美味しそう。
「しーの!食べさせて!僕のもあげるから!」
「あ!」
そう言って僕は詩乃が持っている食べかけのクレープをパクッと食べる。美味しい!
「…佳!」
「美味しいよ?詩乃?あ、僕のどーぞ!」
そう言って僕は詩乃に自分のクレープを差し出す。詩乃はなぜか周りの人たちを気にすると僕のクレープを食べた。
「美味しい?」
「美味しいけど…恥ずかしい…。」
顔を真っ赤にする詩乃。なんでだろう?
僕達はその後そのまま電気屋さんに行きALOのハード買うと今日の夕食を買いにスーパーに行っていつも通りの帰り道を2人で歩く。
「あー!さっきのクレープを美味しかった♪」
「そうね。」
僕は笑ってマンションの近くの繁華街を歩いていると。
「あ…。」
「…?」
見ると詩乃は雑貨店のショーウィンドウにあった氷の結晶の柄の髪留めに目を奪われていた。
「綺麗…!」
「…そうだね。ちょっと入ってみよう?」
そうして店に入ってさっきの髪留めを確認して。髪留めを取ると。
「しーの!目瞑って?」
「…?」
そうして詩乃が目を瞑っている間に髪留めを詩乃のヘアゴムの場所に付ける。
「うん!似合ってる!」
「そ、そう?」
すると詩乃が少し恥ずかしそうに僕をみてくる。…凄くかわいい。
「詩乃!買ってあげるよ!」
「え?でも…。」
「いいの!さっきクレープ食べさせてくれたから!」
そう言って僕は詩乃に付けていた髪留めをそっと取ると。レジに行き買ってくる。
「はい!もう一回目を瞑って!」
「うん…!」
そう言ってもう一度髪留めを同じところに付ける。…やっぱりかわいい!
「うん!や
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