4話
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三日後
俺、一夏ついでに布仏さんと篠ノ之さんは第三アリーナに来ていた。理由はもちろんセシリア・オルコットとクラス代表決定戦のためである、
「ヤト〜、セッシーに勝なんて無理だよ〜」
「セッシーって…‥勝負事はやって見なくちゃ結果はわからん」
そんなことを話していると
「織斑くん、ヤマトくん来ました」
山田先生と織斑先生が来たときごごんっ、と鈍い音がして、ピット搬入口が開く。斜めに噛み合うタイプの防壁扉は、思い駆動音を響かせながらゆっくりと向こう側を晒す。
そして目の前に『白い』ISと『青と白』のISがあった。
随分と飾り気の無い白色だな。いや、純白と言った方が正しいな。
「これが……」
「はい!織斑君の専用機『白式』とヤマトくんの専用機『エクシア』です」
「織斑、ヤマト、すぐに準備をしろ。アリーナを使用できる時間は限られているからな。ぶっつけ本番でものにしろ」
相変わらず厳しい〜
「体を動かせ。すぐに装着しろ。時間が無いからフォーマットとフィッティングは実戦でやれ。できなければ負けるだけだ。分かったな」
「背中を預けるように、ああそうだ。座る感じでいい。後はシステムが最適化をする」
装着しピットをでる前に後ろを向くと一夏がてこずっていた。あれ?布仏さんいない
アリーナに飛び立つとセシリア・オルコットが専用機『ブルー・ティアーズ』で待ちかまえていた
「あら、逃げずに来ましたのね」
オルコットがふふんと鼻を鳴らす。また腰に手を当てたポーズを取るとは……本当にアレが好きなんだな。
ま、そんな事よりオルコットのISの形状を見ておかないと。
う〜ん……『ブルー・ティアーズ』の外見は、特徴的なフィン・アーマーを四枚背に従えてるみたいに、王国騎士みたいな気高さを感じるな。
それとオルコットの手には二メートルを超す長大なライフル……これは検索してっと……六七口径特殊レーザーライフル《スターライトmkV》と一致……か。ISは元々宇宙空間での活動を前提に作られており、原則として空中に浮いている。それにより自分の背丈より大きな武器を使うのは大して珍しくも無い。
もうついでに、このアリーナ・ステージは広いな。確か直径は二〇〇メートルだったか。
「貴方に最後のチャンスをあげますわ」
俺がアリーナの広さを目だけで確認してると、オルコットは腰に手を当てた俺の方に、びっっと人差し指を突き出した状態で向けた。左手に持っている銃は、余裕を表しているのか砲口が下がったままである。
「チャンスって?」
「わたくしが一方的な勝利を得るのは自明の理。ですから、ボロボロの惨めな姿を晒したくなければ、今ここで謝るというのなら、
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