第二章
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「サウナでしょ」
「ああ、サウナね」
「サウナに入ってなのね」
「それで、なのね」
「サウナで何時まで我慢出来るか」
「それを一緒にするのね」
「皆でサウナ勝負しましょう」
こうそこにいる全員に提案するのだった。
「リンダを入れてね」
「それでリンダが何処まで耐えられるか」
「それを見るのね」
「それでそこから弄るのね」
「我慢出来なかったとか変な意地張って、とか」
「そう言って」
「これなら弄られるでしょ」
このことから、というのだ。
「そうでしょ」
「ええ、確かにね」
「それならいけるわね」
「お風呂なら皆で入られるし」
「丁渡この街にいいお風呂場あるし」
温泉にだ。
「あそこのサウナいいしね」
「じゃあ皆でそこに行って」
「勿論リンダも誘ってね」
「そのうえでね」
こう話してだ、そしてだった。
次の日早速だった、全員でリンダの席に行ってだった。昨日話したことをそのまま提案したのであった。
「ねえ、今度の日曜だけれど」
「サウナ行かない?」
「そうしない?」
こうだ、何気なくを装って提案するのだった。
「それで誰が一番我慢出来るか」
「勝負しようよ」
「勝負」
勝負と聞いてだ、リンダはその眉をぴくりと動かした。そのうえで友人達に対して強い声でこう言ったのだった。
「サウナで勝負とは」
「誰が一番長くサウナに入っていられるのか」
「その勝負よ」
「陸上とか水泳じゃないけれどね」
「どう?」
「勝負なら」
負けず嫌いのリンダが乗らない筈がなかった、それでだった。
友人達に対してだ、強い声でこう答えた。
「是非共」
「そう言うと思ったわ」
「それじゃあいいわね」
「サウナで勝負よ」
「楽しくやりましょう」
友人達はリンダが乗ってくれたことにやったと会心の笑みを浮かべながらだ、そのうえでだった。日曜の何時に何処で待ち合わせかも決めてだった。
そのうえで全員でサウナに入った、サウナの中では身体にタオルを巻いてそれで大事な部分を隠していた。
そうしてだ、友人達は自分達と同じく身体にタオルを巻いてサウナ室の中にいるリンダに対して声をかけた。
「じゃあいいわね」
「今からよ」
「誰が一番最後まで残るか」
「勝負よ」
「わかったわ」
いつもの強気な、自信に満ちた声でだった。リンダは応えた。
「皆さん、残るのは私よ」
「さて、それはどうか」
「どうなるでしょうね」
「普段のお勉強やスポーツとは違うからね」
「サウナでの我慢大会はね」
「我慢大会でも」
やはり負けず嫌いを出してだ、リンダは言うのだった。
「それでも私は」
「負けないっていうのね」
「最後まで残るっていうのね」
「そうして残って」
「勝利を祝うのね
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