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アテネ 
第二章
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ですね」
「そのうえで、ですね」
「彼等に選んでもらいます」 
 そうしようというのだ。
「ここは」
「そうですか、それでは」
「アテナ様が思われるものをですね」
「素晴らしいと思うものを」
「あの街の人間達に選んでもらいますね」
「そうしてです」
 アテナは一歩も引かない顔でまた言った。
「必ずです」
「アテナ様が街の守護神になる」
「人間達に選ばれて」
「そうなります」
 こう言ってだ、そしてだった。
 アテナもまた人間達に贈りものをしていった、ポセイドンもアテナも人間達にそれをしていった。その中において。
 人間達は次第に自分達に集まる贈りものを見て機嫌をよくしてはいた、だが彼等とて愚かではなくそれでだ。
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