暁 〜小説投稿サイト〜
アイドルでも女の子
第一章
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褒美あげるから」
 その銀淵眼鏡の如何にもキャリアウーマンという顔立ちを綻ばせてだ、妙子は美奈世に対して言った。
「明日ケーキご馳走するわ」
「有り難うございます」
「糖分は控えめだけれどね」
「それで食べた分は、ですよね」
「毎朝走ってるわよね」
「はい、そうして脂肪燃やしてます」
 スタイル維持の為であるのは言うまでもない。
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