暁 〜小説投稿サイト〜
旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
第30話 虚無(ゼロ)のルイズ
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ているんだし、気楽に話しかければ良いよ。」

夢も司の意見に賛成のようだ。

「分かりました「だめ。」分かったわ。」

ルイズが丁寧に了解しようとしたのだが、夢が駄目だしをする。

「それじゃ、朝食に行こうか。」

「「はい。」」

3人は仲良く食堂に入って行き、テーブルの席に着いた。

「これがアルヴィーズ食堂か?ハリー・○ッターの世界の様だね。」

「あぁ、知ってる。夢ちゃんがその映画のシリーズを見せてくれたもの。でもお兄さんはアルヴィーズの名前まで知ってるなんて、詳しいですね。」

「それはこの魔法学院を含めて、この辺りの都市開発の設計を手伝ったからね。」

「えぇ、それは凄い。」

「えっへん、お兄ちゃんは凄い技術者なの。」

夢は自分が褒められたかの様に胸を張った。
そこへタバサとジョゼが合流した。ジョゼはルリ(フェンリルの子供)を伴っていた。

「「おはよう、ルイズちゃん、夢ちゃん、それにお兄さん。」」

流石は双子だった。息がぴったり合っている。

「「「おはよう。」タバサちゃん、ジョゼちゃん。」」

5人は顔見知りであった。一条家の繋がりで親しい。それに年も近いことで、よくルイズの実家に遊びに来ていたのだ。

「ねぇ、夢ちゃん。今度、ミッドチルダ式の召喚魔法を教えてね。私のシルフィードも擬人化したいの。」

「タバサちゃんの風竜(ウィンドドラゴン)にシルフィードって名前付けたのね、いいよ教えてあげる。」

この中でタバサの使い魔だけ、擬人化していないのだ。但し、シルフィードは風韻竜であり先住魔法の変化を使えば、人に変化する事が出来るが、変化を使っている間は他の魔法が使えないし、風韻竜とばれてしまう。韻竜は絶滅したと思われている。
そこに燃えるような赤い髪の女の子が現れた。ゲルマニアからの留学生でキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーである。

「私にも教えてよね。それに流石は虚無(ゼロ)のルイズね。貴族を召喚するんだもん。」

「おはよう、キュルケ。」

ルイズは顔をしかめるが、嫌ってはいない。義兄の晃がフォンティーヌ領とツェルプストー領で交易を行っている関係で以前ほど、ラ・ヴァリエールとツェルプストーの中は悪くないのだ。エクリプス社は決して、既存の利権に割り込むことはしない。それ以前に積極的な投資と技術提供を行い、地場産業を育てているのだ。今ではロマリア以外の各国が、1970年代程までの技術水準が上がっている。

そんなやり取りをして、朝食を取り終えた一行は授業に望むのだった。
魔法学院の教室は、大学の講義室の様だった。一番下の段に教師が立つ場所があり、階段状に生徒の席が半円状になっている。
司はルイズの隣の席に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ