第二十九話:夏の終わりと転校生
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ことじゃないんじゃないか?」
ちなみに俺はそういう時は速攻で思い出すのを放棄している
「それもそうにゃ、それじゃあ、久しぶりの我が家に―「ちょっと待て、クロ」―何にゃ?」
ずっと、この言葉を言える日が来ることを願ってたんだ、しっかり言わせて貰わないとな
「おかえり、黒歌」
「…っ!!……うん…ただいま」
クロの笑顔を見ながらゆっくりとドアを閉める、そして俺たちは朝まで愛しあった――て、なに、勝手に変なナレーションを付けてるんだ?」
「にゃは、ちょっとした悪戯心と願望を言っただけにゃ」
この黒猫は……まあ、俺もずっと触れ合っていたくはあるが
「にゃ!!今ずっと抱きしめていたいって思ったかにゃ!!?」
「大体あってるがそこまでは求めてない、というか最近やたら俺の心が読まれてる気がするんだが?」
「だってルドガーすぐに顔に出るにゃ、しかも具体的に」
そんなに俺って顔に出やすいタイプなのか!?プライバシーゼロ状態じゃないか!!?
まさか、エルが俺の言わんとしたことを間違えたことがないのもそのせいなのか!!?
「ポーカーフェイスでも習得してみるか……」
せめてガイアスみたいに凄味がます程度に抑えたい
「ルドガーには無理にゃ」
「………………」
「ご、ごめんにゃ、謝るからドアを開けてにゃ!!」
謝るなら許そう、再びドアを開けてクロを向かい入れる
少しは反省してくれたことを祈ろう
「そう言えば家ではどっちの姿でいるつもりなんだ?」
「もちろん、人型にゃ、気分で変わるかもしれないけど」
「そうなると色々買わないといけないな……」
食器も買わないといけないし、その他諸々の物も増やさないとな、ああ、あと――
「ベッドも買わないとな」
「ダブルベッドかにゃ?私は狭くてもいいんだけど」
「いや、クロ用のシングルベッドだぞ?」
「「……………」」
無言のまま見つめあう俺達、いや、これは睨み合いと言った方が正しいか?
「何で一緒に寝てくれないの!?」
「いや、普通に考えてダメだろ?」
「私はルドガーの家族にゃんだから問題はないにゃ!!」
「いや、さ……その…間違えとかあったらいけないだろ?」
正直いって、一緒に寝てたら俺の理性が持つ気がしないから諦めてくれ
「私は……ルドガーになら何されてもいいにゃ//////」
「うっ!?」
やめろ、やめてくれ!!!顔を赤らめて上目づかいなんてしないでくれ!!?
俺の理性メーターが壊れてしまう!!!
「だ、ダメなものはダメだ!!!」
「むう、しぶといにゃ」
普段は押され気味だけど俺にだって飼い主としての威厳があるんだ!!
そう簡単に引くわけにはいかない!!俺は必ずこの威厳を守って見
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