暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 雷帝への道程
|特訓《拷問》って、いい響きだ
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
み食いせずに生きていられたのはそのおかげだ。だが、今激しく動けばたちまち力尽きる事になる。だから」

「その必要は無い」

山頂方面から全身に炎と鎧を纏った角の生えた馬に跨がったゼオンがやってくる。

「受け取れ」

ゼオンが投げ渡してきた小ビンを受け取る。

「フェニックスの涙だ。飲むなり浴びるなりすれば体力も魔力も完全に回復させれる物だ。この3週間の間に色々と調べ回る時間はあったからな。お前が復讐を完遂出来るのか、採点してやろう」

「その上から目線が気に食わないんだよおおおおおお!!!!」

フェニックスの涙を飲み干して炎の戦士達を大量に産み出し、僕自身も魔剣を手にゼオンに突撃する。ゼオンはそんな僕らを見もせずに山頂方面に手を向ける。

「テオラドム」

ゼオンが放った魔法は山頂付近で大規模な爆発を起こし、雪崩が起きる。

「馬鹿野郎!!最初にやるって言えよ!!」

グレイは魔法で氷の板を産み出して、それに乗って滑り出す。

「駆けろ、シュナイダー!!」

「メルメルメー!!」

ゼオンも跨がっている馬に命じて斜面を駆け下りていく。そして僕と戦士達はあっけなく雪崩に飲み込まれてしまった。








目が覚めると、豪華な部屋にある天蓋付きのベッドに寝かされていた。

「目が覚めたようだな」

ベッドの隣には人形の様な何かが立ち、良く知る声で話しかけてきた。

「ゼオン」

「お前の事は調べさせてもらった。そしてお前の復讐に関わってきそうな聖剣の事もだ。あれは悪魔にとって天災の様な物だ。傍にいるだけで身を削られる。まともに食らえば即死だ。それを理解しろ。お前はもう悪魔なのだからな」

「天災だから諦めろと言うのか?巫山戯るな!!僕は絶対に諦めない」

「ああ、それで良い。むしろ本物の天災ならともかく、聖剣程度で諦めるな」

復讐を諦めさせられると思っていた僕はその言葉に唖然とした。

「もう一度言おう。聖剣程度で諦めるな。本物の天災なら復讐の対象は居ないが聖剣は人為的な天災だ。聖剣は恐ろしいが、打ち勝てない訳では無い。実際に粉々に壊されているしな。だが、今のお前では無理だ。この3週間で十分強くはなったが、まだ足りない。お前はまだまだ強くなれる。その為の師を紹介してやらない事もない。さあ、どうする?」

「強く、なれるのかい?」

「ああ、もちろんだ。お前はまだ原石の状態だ。磨けば、聖剣以上の輝きを放つだろう。だが対価は必要だ」

「僕に出来る事なら、命以外なら何でも払う」

「安心しろ。オレはそれほど対価を求めはしない。対価は簡単だ。復讐はオレが認めるまで許可しない。それと復讐が終わっても自分の命を粗末に扱おうとするな。リアスが悲
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ