第五章 楽園
第8話 肝試し
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佐天「了解です」
佐天も察したのだろう。ここに、もし何か出たら皆を守れ……と。
上条「行くぞ」
上条と一方通行は霧が深い、池の方へと降りて行った。
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上条「なるほどな」
一方「鳴き声の正体はコイツだったのか……」
そこには十数頭の『ワニ』がいた。
ちなみに俺たちは上条が龍の右手を出して『ワニ』達を威嚇している。
少し池を沿って歩いて行くと、
上条「久しぶりだな」
ある人物と会った。
上条「昨日ぶりかな?」
上条「狂三……」
時崎狂三がそこにいた。
狂三「久しぶりですわね。当麻さん、一方通行さん」
一方「チッ……」
狂三「出会って早々舌打ちは酷いですわ。レディの心を痛めてしまいましたわよ?」
一方「そンなことを俺が気にすると思ってンのか?」
狂三「ふふ……そうでしたわね」
横にはワニの群れがいることを忘れているんじゃないだろうな?
狂三「それよりいいんですの?ワニの何匹かは上に上がって行きましたけど……」
上条「嘘だろ!?じゃあ助けに行かないと!」
上条は龍の右手にしたまま上へと上がって行った。
狂三「せっかちな人ですわね。さあ、あなたも行きますわよ。あーくん?」
一方「テメェがその名で呼ぶな」
狂三「あら?私は結構気に入ってますのよ?」
そんなことを話しつつも、狂三と一方通行も上条の後を追った。
その後、ワニを追い払い、狂三が姿を消した。
戻ってみると琴里は気絶しているし、四糸乃は半泣きだし、凜袮はパニクっているし、大騒ぎした結果、家に戻ることになった。
気絶している琴里を〈フラクシナス〉に運び、令音の言葉を士道、上条、佐天、一方通行で聞いた。
天宮市で起きている異常はまだ分からないこと。
天宮市全域に及ぶ霊波反応は通常と比べても比較にならないほど強力だということ。
士道のやることはとにかく精霊達を安心させること。
上条達三人はその士道を全力でサポートすること。
こうして、今日はお開きになった。
家に帰って思い出した。
そういや、明日は球技祭だ。
なんでテスト前にやるのかなぁ……
と、部屋の明かりを消して、ベッドの中で考えていた。
そのまま、
夢の中へと誘われた。
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ーーー
ーー
ー
?「……何故……?」
またあの女の人が夢の中に出てきた。
?「あの記憶も……あの記憶も……全て残っている……?やはりリセットが不完全になってきている……」
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