暁 〜小説投稿サイト〜
魔法薬を好きなように
第22話 夏休みを前にして
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ビオンへはそのうちいくことにするか。

そのあとは、全員が『アンドバリ』のイメージを受け取るために湖面へと手をつけたが、他者は10秒ぐらいだったので、俺のルーンに反応してイメージを送り込んできた分、長くなったのだろう。
そのあとは、タバサが水の精霊にたいして『契約』の精霊と呼ばれている理由を聞いて、何かを祈ったり、モンモランシーがギーシュにたいして、なんとかモンモランシーだけを愛することを誓わせたが、どうみてもまもれる自信がなさそうなギーシュだ。そして、ほれ薬の影響下にあるルイズがサイトにたいして、愛をちかわせようとしてたが、今のルイズの状態の前では、祈らなかったりとしたなかで、キュルケが俺に

「あら、貴方は祈らないの?」

「ああ、結婚する相手が決まったら、くるかもな」

「噂に聞く彼女とは結婚するんじゃないの?」

「希望はそうだけどね……こっちにも事情はあるんだよ」

それ以上、キュルケも興味がないのか、聞いてはこなかったが、モンモランシーの結婚次第ってところがあるからな。とっととギーシュと、くっついてくれても良いと思うのだが、なんともしようがないよなぁ。

これらが終わって、魔法学院に帰ることにした。

その帰り道、タバサになんで昨晩の待ち伏せを気がついたかを聞いたら「サイトの気配」って、そっけないがきちんと聞きたいことは聞けたからよしとしよう。



モンモランシーの一室で、ほれ薬の解除薬をなぜか俺が作るはめにおちいっていた。

「これも使い魔の仕事よ」

って、魔法をかけるところはさすがにモンモランシーにおこなってもらったが、他の部分は俺だ。うーん。使い魔というより魔法薬調合助手って感じなんだが。まあ、一応そういう名目もあったなぁ、と思い出した。

できあがった、ほれ薬の解除薬をルイズに飲ませるのはサイトの役だが、ルイズにキスをせがまれていたのを

「飲み終わってから」

となんとかして飲ませていたが、モンモランシーがサイトをつついて

「とりあえず逃げたほうがいいんじゃないの?」

「どうして?」

「だって、ほれ薬を飲んでメロメロになってた時間の記憶は、なくなるわけじゃないのよ。全部覚えているのよ。あのルイズがあんたにしたことを、されたこと、全部覚えているのよ」

それを聞いたサイトが、しのび足で部屋の外へ向かおうとしたところで、正気にもどったルイズが

「待ちなさい」

「いや、ハトにエサを……」

「あんた、ハトなんか飼ってないでしょうがぁあああああああッ!」

俺はそういえば、サイトにルイズの記憶が残っていることを、教えてなかったなと思い出したが、サイトが逃げていったところにルイズがおいかけていく。そこからさらに、キュルケがタバサをつれて、興
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