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VenusBlood-d×d-
騎士と戦士の戦い、マスターブレイド&遊撃師団長フリード
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・・・聖魔剣 木場佑斗・・・
ショッピングモールの立体駐車場、そこで僕とゼノヴィアは1人の男と対峙していた。
僕達は遠巻きにその男を警戒していた、姿は冒険者の様な風貌だが、その男は虚ろな目をして顔は死人の様に青白く小声で何かを呟き続けている、手には血の様に赤い剣が握られている。

「奴からは生気を感じない、恐らく奴はゾンビだ」
ゾンビは生ける屍、理性や知性を持たず、ただ本能の赴くままに三大欲求の食欲を満たすために行動する存在。屍故に痛覚や疲労を感じず物理攻撃には強いが、光りや祝福を受けた武器には弱い存在だが、部長のお姉さんは高位のネクロマンサーとしての一面も持っていたから只のゾンビを出すとは思えないけど。

「行くぞ、木場」
ゼノヴィアは行く気の様だ、それに僕も続く、幸い相手は1人だ。思えばこの時の僕達はおごっていたんだろう、デュランダルに僕の聖魔剣、死人相手なら有利に戦える、苦無く勝てると。

「はぁぁぁあああ」
ゼノヴィアがデュランダルを振りかぶり切りかかる。死人はそれを片手で持った剣で簡単に受け止めて見せる。

「っ!?」
ゼノヴィアは勿論、僕も驚いていた。まさか防がれるとは思っていなかった、デュランダルは聖剣であり、死人には大敵だと思っていたから。

「敵は、死ね」
受け止めたデュランダルを弾き、凄まじい速さでゼノヴィアに返し刃で切りかかる。

「させない!!」
速度に対処しきれないゼノヴィアに、僕は咄嗟に聖剣を造り死人の刃を止める。

「邪魔だ」
「ぐっう」
死人は僕を蹴り飛ばしその隙にゼノヴィアが体勢を立てし切りかかるが、死人は簡単に流しカウンターを仕掛ける、それを態勢を立て直して再び聖剣を造り出し僕が止める。
防げたが、ゼノヴィアが再び切りかかるより早く死人が二撃目を出し僕の聖剣を切り捨てる。

「はぁぁぁああ」
デュランダルの横振りをさがって躱した死人は弾丸の様な速度で突っ込んで突きを放つって来た。

「死ね」
ゼノヴィアは咄嗟にデュランダルで防いだが、余りの突きの強さに吹き飛ばされるが上手く受け身を取り素早く体制を立て直すが、死人は剣を振り飛ぶ斬撃をゼノヴィアに向かって放った。それをゼノヴィアの前に移動して両手に聖剣を造りだ受け止めた。両手に持った聖剣は両方にヒビが入り砕けかけていた。

「スマン、助かった」
「いや、それよりも心して掛かろう。あの死人は強い」
「ああ」
僕とゼノヴィアは想像を超える敵を目の前にして気を引き締め直す。

「鮮血の刃、全てを切り裂け!!」
死人はそう言って凄まじい速さで僕達に切りかかって来た。





・・・副会長 真羅 椿・・・
私と由良はショッピングモールの立体駐車場に向かう途中敵らしき男性と遭遇した。
鎧姿にマ
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