結集-コンセントレイション- part1/発進せよ!ウルトラホーク3号
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アアアア!!!!」
その間の真夜中、サイトはテクターギア・ゼロに変身してはその日も組手を行っていた。ウルトラマンとしての、本当の意味を身につけるため、もう二度とあの旅で味わった苦い味を味合わないため、この世界でできた仲間たちを守るために、彼らはゼロの師にしてウルトラ戦士の大先輩でもあるレオとの特訓に取り掛かっていた。
レオの鉄拳を受け、ゼロは大きくよろめいてしまう。
「本気で来なければ、死ぬことになるぞ?」
その言葉に躊躇いは微塵もなかった。レオは手加減する素振りを全く見せる気はないのだ。
再びレオはゼロの方へ走りこむ。
「ムン!」
突出してきたレオを、ゼロは蹴りを突き出したが、レオは簡単に突き出されたゼロの足をつかんでひっくり返し、拳を突き出す。何とかそれを防ぎ、レオを投げ倒したゼロ。だがその程度でレオは怯みもしなかった。すぐ立ち上がってカウンターで回し蹴りを放つ。ゼロはその蹴りを避けると、レオと背中合わせする形でレオの両腕を封じ、そのまま前に投げようとしたが、レオは難なく着地し、逆にゼロを巴投げで後ろに投げ倒した。
「デアアアアア!」
休む間さえほとんど与えないつもりか、レオはジャンプしてゼロを地面に押し倒し、彼の顔面を殴りつける。対してゼロは彼の背中を蹴って抜け出しはしたが、決して旗色はよくなかった。立ち上がってレオに炎の鉄拳を放つ。
「ダア!」
その拳さえレオには通らなかった。あっさりと受け流され、逆に自分が連続でパンチを食らい、再び投げ倒されてしまう。地面を転がされるゼロに容赦なく、レオは空高く飛び上がると、足にエネルギーを収束させ、ゼロに向かって急降下した。
〈レオキック!〉
これを喰らえば、さすがのゼロとて…。
と、誰もが思うだろう。だが、次の瞬間ゼロは驚くべき行動を取った。なんと、正面からレオキックを迎え撃つ姿勢を取っていたのだ。これまで数々の怪獣や侵略者を打ち破ってきたレオの必殺の蹴りを前に、ゼロは決して物怖じせず正面から構えていた。
「イヤアアアアアア!!!!」
迫り来るレオの蹴り。これを食らってしまえばゼロとてひとたまりもない。しかし、次の瞬間、ゼロは驚くべき行動をその見に示した。
「ぬ!?」
なんと、レオキックを素手で強引に受け止めたのだ。
「こんにゃろおおおおおお!!!」
「ヌオオオ!!?」
さらにレオの足をつかんだまま思い切り投げ飛ばしてしまった。
「…へへっ!どうよ!」
ゼロは得意げに右手の親指で鼻を掻いてみせる。すると、レオは立ち上がって彼に言った。
「…ふむ、やるようになったな。だが、まだまだだ」
「はっ、負け惜しみかよ?らしくねえんじゃねえの?」
鼻で笑うゼロだが、レオは虚勢をはることなく、余裕しゃくしゃくのままゼロに言い切ってみせた。
「これまでお前に対して繰り出して
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