初めてだ・・・・こんなに疲れたのは・・・・・・
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だクラッカー。
だがそれは当たらず潜んでる何かに切り裂かれた。
そのまま敵は隠れるのを止めて俺に飛びかかってくる。
「チッ、洒落臭い!!」
自分から踏み込んで波紋を込めた蹴りを敵に放つ。だが敵は空中で方向転換して上空へ跳び蹴りを避けた。
空中ジャンプが出来るレベルの身体能力か・・・。
「SYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」
もう隠れる気すら失せたのか、敵は雄叫びを上げながら空中ジャンプで俺に飛びかかり、手に装備した長い爪のような武器で斬りかかってくる。
「早いな、大した身体能力だ・・・!!」
それを躱しても地面を蹴って距離を詰めどこまでも斬りかかってくる。鬱陶し・・・・ッ!!
悪寒とともに体が縮むような感覚。
「マズイッ!!」
回避は出来たが、少し若返らされたか・・・・今は15歳かな・・・?
「今のを察知出来るたぁ、中々やるじゃねぇか。」
「そりゃどうも・・・。お前の身体能力も高いな、中々のもんだ。」
悠長に会話をしてはいるが、正直ヤバイ。セト神の力を今度使われたら流石に戦えない年齢になるし、距離を詰めん攻撃はあの爪で切り裂かれる。
さて、どうするか・・・・。
「ま、やるってもあくまで『中々』だ。セト神でガキにすりゃあ終わりだしな。血を吸うのが楽しみだぜ・・・・・・。」
俺を動揺でもさせたかったのか奴が口走った台詞。その中にあった単語が俺の頭の中で反響した。
血を吸う・・・・・・。
つまり、吸血鬼か屍生人!!
「だったら、対処出来るな・・・。」
一先何の疑問も持たずに追いかけてきやがった。
「無駄だ無駄ぁぁぁぁ!!!! さっさと切り裂かれて血を噴出せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「お断りだ!! 生命磁気の波紋疾走!!!!!」
全身に波紋を纏って体内磁気を強化し、茂みの葉っぱを体に貼り付かせる。そのまま茂みを抜け・・・・・。
「反発しろ!!!」
ヒュンヒュンヒュン!!!!
「あぁ!?」
反発する磁気で弾かれた葉っぱが一斉に奴の方へ飛びかかる。
多分このままでは斬られて終わり、何の意味もなさない。
案の定アイツは「時間稼ぎかぁ!!?」とか言って葉っぱを爪で切り裂いてる。
「よし、それでいい・・・・・。」
奴は気づいていない。葉っぱに紛れて一緒に飛ばされた蔦に。その先端が俺に握られてる事に!
蔦が葉っぱの1枚に触れた瞬間、蔦に波紋を流して葉っぱ全てに伝わらせる。水分もある植物の伝導は早い。アッと言う間に奴の周りの葉っぱ全てに行き渡った。
「な、なんだ!? 俺をこの波紋で殺そうってのか!? 無駄だぜ、この程度なら俺の速度で脱出出来る!!!」
そうだろうな、俺だってこの波紋で倒す気は更々無い。より確実な手
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