第三章
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「落語ハ最高ヤ」
「おお、上手だよな」
「そうだよな」
「関西弁まで使って」
「落語もよくわかっている」
「いいじゃない」
落研のメンバー達もその落語を聞いて言う。
「最初は宇宙人が落語って思ったけれど」
「これがなあ」
「意外といいじゃない」
「着物姿も似合ってる?」
「扇の持ち方も」
「コノオ笑イハ私ノ星ニハナクテ」
それで、と言うチャーリーだった。
「是非星ニ持ッテイキタイ」
「ああ、それでか」
「星を笑いで包む」
「そうするのね」
「ソウシタイ、落語ハ偉大ナ文化」
こうまで言うのだった。
「私大好キ」
「よし、じゃあな」
「もっともっと落語のこと勉強してな」
「宇宙一の落語家になってくれよ」
「是非」
「自分デねたモ思イツイタ」
そして実際にだ、その新ネタをしてみた。するとメンバー達は腹を抱えて笑ってこう言ったのだった。
「それいいな」
「ブラバッキーな」
「面白いじゃない」
「出テ来テオイデヨぶらばっきー」
チャーリー自身も言う。
「宇宙人ノぺっと」
「それってチャーリーの?」
「ペット?」
「猫飼ッテイル」
実際にというのだ。
「とても可愛い」
「その猫がか」
「ブラバッキーっていうの」
「とても可愛い」
その銀色の皮膚の頬を赤らめさせてだ、チャーリーは答えた。
「猫大好き」
「それでそのブラバッキーちゃんをか」
「落語のネタにするのね」
「落語最高、地球ノ猫最高」
それで、というのだ。
「落語ニシテミル」
「そうか、それじゃあな」
「そっちも頑張ってね」
「ウン」
チャーリーは部員達の言葉に頷いて実際に落語で自分の猫のことをネタにしてみた。これは好評で忽ちのうちにだった。
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