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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第1部 ゼロの使い魔
第4章 伝説
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、ミス・ロングビルに近ずいた。

椅子に座ったロングビルの後ろに立つと、重々しく目をつむった。

「こうストレスが溜まるとな、発散するということが何よりも重要な問題になってくるのじゃよ」

「オールド・オスマン」

ミス・ロングビルは羊皮紙の上を走らせる羽ペンから目を離さずに言った。

「なんじゃ?ミス……」

「ウルキオラさんが召喚されたことによるストレスがあるからといって、わたくしのお尻を撫でるのはやめてください」

オスマン氏は口を半開きにすると、よちよちと歩き始めた。

「都合が悪くなると、ボケたふりをするのもやめてください」

どこまでも冷静な声で、ミス・ロングビルが言った。

オスマン氏はため息をついた。

深く、苦悩が刻まれたため息であった。

「ウルキオラ君は一体何を考えているんじゃろうか?考ええた事はあるかね?ミス……」

「少なくとも、わたくしのスカートの中に答えはありませんので、机の下にネズミを忍ばせるのはやめてください」

オスマン氏は、顔を伏せた。

悲しそうな顔で、つぶやいた。

「モートソグニル」

ミス・ロングビルの机の下から、小さなハツカネズミが現れた。

オスマン氏の足を上り、肩にちょこんと乗っかって、首をかしげる。

ポケットからナッツを取り出し、ネズミの顔の先で振った。

ちゅうちゅうと、ネズミが喜んでいる。

「気を許せる友達はお前だけじゃ。モートソグニル」

ネズミはナッツを(かじ)り始めた。

齧り終えると、再びちゅうちゅうと鳴いた。

「そうかそうか。もっと欲しいか。よろしい。くれてやろう。だが、その前に報告じゃ。モートソグニル」

ちゅうちゅう。

「そうか、白か。純白か。うむ。しかし、ミス・ロングビルは黒に限る。そう思わんかね。可愛いモートソグニルや」

ミス・ロングビルの眉が動いた。

「オールド・オスマン」

「なんじゃね?」

「今度やったら、王室に報告します」

「カーッ!王室が怖くて魔法学院学院長が務まるかーッ!」

オスマン氏は目を剥いて怒鳴った。

よぼよぼの年寄りとは思えない迫力だった。

「下着を覗かれたぐらいでカッカしなさんな!そんな風だから、婚期を逃すのじゃ。はぁ〜〜〜〜、若返るのう〜〜、ミス……」

オールド・オスマンはミス・ロングビルのお尻を堂々と撫で回し始めた。

ミス・ロングビルは立ち上がった。

しかるのちに、無言で上司を蹴り回した。

「ごめん。やめて。痛い。もうしない。ほんとに」

オールド・オスマンは、頭を抱えてうずくまる。

ミス・ロングビルは、荒い息で、オスマン氏を蹴り続けた。

「あだっ!年寄りを。き
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