6話
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ので、そちらの説明へとつながる。
「ドラゴン波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「「プ!」」
本気でドラゴン波を撃とうとしている姿に噴出してしまう四季と詩乃。木場と朱乃の二人も苦笑を浮べて……小猫だけは黙々と羊羹を食べていた。
「一誠、目を開けてよく見てごらんなさい」
「へ? って、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
リアスに促されて一誠が目を開けると左腕に装着されている籠手……籠手の本体は請った装飾が施され、手の甲には緑色の宝玉が埋め込まれていた。
『ん? なんか、懐かしい気配がするじゃねぇか……あの時の二匹の駄龍の赤い方か?』
妙に怒気の孕んだカツキングの声が聞こえるのだが、それは四季だけに聞こえたのではなく……
『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!? 奴が、奴が近くに!』
カツキングの怒気によって無理矢理覚醒させられた哀れな『赤龍帝ドライグ』の絶叫によってリアス達は混乱にさらされるのだった。……うん、カレーパンの恨みは恐ろしい。……まあ、カツキングの存在に怖がっているドライグは神器の中に早々に引き篭もってしまったが。
二天龍のプライドもカレーパンの恨みでズタズタにされたのだから、怖がるのも無理は無いだろう。
「それで、次は彼女の番だけど」
そう言って視線を詩乃へと向けるリアスだが、その視線から庇うように四季が詩乃の前に出る。
「残念ながら、彼女は既に神器の発動を終えている」
「どう言うことかしら?」
「……あんたの無能な兄のお蔭でな。まあ、本人が拒絶している事もあるから、オレが会長さんたちの立会いで引き上げようと考えていたんだけどな……」
そう呟く四季の手の中に出現するアウトレイジの書。アウトレイジの戦いよりも未来の時間軸に位置するドラグハートだが、同じ世界出身の力同士……干渉する事が出来るだろうと言う考えだ。
「詩乃、何も考えずに心を落ち着かせて居てくれ」
「え、ええ」
手を握ったままアウトレイジの書を通じて彼女の中に眠るドラグハート・ウェポン達へと干渉する。
(武器……しかも、これが無意識に発動が出来ない原因か……)
恐らく彼女が最初に発動させてしまったであろう水のドラグハート・ウェポンを見てそんな感想を持つ。大砲の様な武器だが、銃を連想させるそれは母親からの言葉と合わせて無意識の内に使うことを恐れるのには十分な理由だろう。
まあ、今は発動させる事が目的だ。
(他には……鎌に、槍に、槌……剣もある)
持ち易さから剣の中の一つを意識の中で拾い上げそれを引き抜く。同時に水以外のドラグハート・ウェポンも一緒に引き上げた。
「『将龍剣 ガ
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