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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十一章
越後から甲斐・甲府へ
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対国に至る道だから入念に整備しているということか」

「その通りです。迅速に作戦を展開できるようにするためです。敵に使われる可能性もありますがそれがないという自信もあるのでしょう」

「・・・・最強・武田騎馬軍団か」

騎馬でも徒歩でも街道が整備されていると効率の良い運用ができる。敵に使われるデメリットよりも、そっちを優先するんだろうよ。

「それで過信に至らないのが、最強足る所以かと」

まあ単に戦に強いだけが最強ではないからな。

「元気そうでやがりますな。その翼は?」

「へばっているのはあっちの二人じゃなくてこっちの二人。この翼で太陽光を吸収してからこの二人に回復の粒子を入れた所」

「ふむ。確かに昨日より息は上がっていないでやがりますが、足は張ってやがりますな・・・・。どれ、ちょっと見せるでやがりますよ」

俺は回復のオーラを出すのをやめてから、夕霧はその場にひょいと腰を下ろすと、詩乃の足を無造作に持ち上げる。

「え、あ、その・・・・・ひゃ・・・・・っ」

「あぁ、この辺りが良くないでやがりますな。だったら・・・・っと・・・・」

そんな事をぶつぶつと呟きながら、詩乃の白い足をゆっくりと撫でさすっていく。

「ぁ・・・・・・ん、んぅ・・・・・っ」

「お、良い感じでやがりますかー?なら、もう少し強めがいいでやがりますかね?」

「んっ・・・・。この位が、いい・・・・です・・・・っ」

「ほう。マッサージか。ずいぶんうまいな」

足を揉みほぐしていく夕霧に対して詩乃は気持ち良すぎなのか、エロい声が出ていた。まあしょうがないと思うがな、俺もマッサージされるとそう言う声が出る時がある。

「ん、この辺がいいでやがりますか?いやよいやよと言いながらも、身体は正直でやがりますねぇ」

「別に嫌とは言っていないだろ」

「まあ、こういうのも良いかと思いやがったのですよ」

「そうだな。ついでに雫の方も頼むと助かる」

「か、一真様・・・・・っ!?」

「体調的な意味だ。俺は少し離れているからやってあげてくれ」

少しの間、俺は少し離れたところで通信をしていた。通信機をはめてのテレビ電話だ。通信先は月中基地本部だ。で、深雪の方はどうだ?と聞いたら今は戦闘経験を積ませていると言っていた。優斗が。あとやはり今22歳になったそうだが、それから先からは年齢が停まったそうだと。あとは奏の子なのか炎を使えるし、俺の子でもあるのか武術や魔法とかのそれぞれの術も使えるようなんだと。そして次は雫の声が聞こえたから通信をやめてから戻ってきたけど。

「ひゃああぁん・・・・・っ」

「むぅ・・・・。良い声でやがりますな。そんなに夕霧がいいでやがりますか?」

「んぁ、そ、そう
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