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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十一章
典厩との会談
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。雀たち、いつお兄ちゃんの恋人になったの?)」

「(仲間や部下というより、そうしておいた方が話が通しやすいでしょう?ここはハニーに合せて下さいまし。いいですわよね?桐琴さんにちんくしゃ)」

「(分かっておる。だから一真はわざわざワシらをこの場にいてくれと頼んだわけか。その方が話が進みやすくていいのう。各務もそう言っているからガキも我慢せい)」

「(分かっているよ。これも一真の策なんだろうよ)」

「(それならいいんだけどね。それに雀も別に嫌じゃないから、・・・・ちょっとびっくりしたけど」

「・・・・・(コクッ)」

なんかあちらで何か話し合っているようだけどまあいいか。どうせ仲間たちは全員俺の妾にする予定だったから。

「で、どうなんだ」

「うむむ・・・・。確かに忍びないとは言いやがりましたが、これはちょっと多すぎでやがりますよ。この半分・・・・いや、それでも多いでやがりますな。四、五人に絞って、あとは離縁しやがれですよ」

「そんなの無理に決まっているだろ」

何かしらの縁があって俺の彼女になってくれたわけではない。そんな俺の彼女たちに離縁なんてありえない選択だな。

「けど、この人数はいくら何でも無理でやがりますよ。ただでさえ一真様は、数名の部下で城を落とすのが得意でやがりますのに・・・・」

「どこで聞いたんだ、そんな話」

「織斑入れば落ちにけるかな。有名でやがりますよ?」

ふーん。春日山の事をどこまで知っているかは知らんが、その前の事については武田家の情報網なら知っていて当たり前なのか。あのとき城落としたときは、トレミーからは間者がいるなんて知らんが。

「なら離縁がいいから数だけ絞って、越後に置いていきやがれです。それがこっちの精一杯の譲歩でやがります」

「ふむ・・・・」

詩乃や雫の方をちらりと見ると、二人も渋々といった様子で小さく頷いた。

「夕霧が居たら話しにくい恋人の話題でもありやがりましょうから、夕霧は一度退席してあげやがりましょう」

「気が利くじゃない。・・・・なら、まとまったらもう一度呼びに行かせるわ。・・・・松葉」

「・・・・(コクッ)」

典厩が去ったあと俺はドライグからの質問を受けていた。いつの間にそんなに増えたのかとか、奏には報告したのかとか。パソコンに全部登録してるから心配すんなと言っておいた。あと俺に娘ができたことについては祝福してくれた。あとずっと寝ていたサマエルも寝言でおめでとと言っていた。そういえばサマエルを起こすの忘れていたけどあとで起こすか。
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