十九章
救出作戦による策
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「観音寺城に似てますね」
「うむ。俺もそう思った」
観音寺城も曲輪の数がやたら多かったけど、俺達からすればあまり関係がなかった。空からの降下してくるなんて思わないだろうな。
「ですが、無秩序に曲輪の増やされた観音寺と違って、春日山の曲輪はもっと洗練されているというか・・・・整然と作られているように見えますわ」
「連郭式山城という型ですね。播州でも何度か修繕や改修を手掛けたことがあります」
連郭式山城・・・・いくつもの曲輪が連結し、防御力が高くなっている山城の総称。
「春日山を天然の要害しつつ、要所に曲輪を配置することで、本丸に至る道を守っている。・・・・守るに易く、攻めるに難い城ですな」
「エーリカさんがこの地図を見たら、ヨダレを垂らして見入りそう」
「確かにそうだな」
観音寺城のときもそうだったが、城好きのエーリカなら、延々その魅力を語るだろうな。まあエーリカ=明智光秀だから警戒はしている。
「ころ。この城のどの辺りに二人がいたんだ?」
「ええっと、ここから入って行ったから・・・・。あったここですね」
まあ黒鮫隊は人質がどこにいるかまではインプットしてあるが、表は一真隊でやるからな。人質救出のときだけ黒鮫隊が活躍するんで、ころが記憶を頼りにしたのだった。で、図面を伝わっていた指が止まったのは、俺らが調べた結果のところだった。老中屋敷などが並ぶ曲輪の群れのはるか奥、それこそ春日山の最上段に近い場所である。
「三連曲輪の一番後ろ・・・・秋子さんの話では、秋子さんのお屋敷だった場所だそうです」
「情報通りだな。こちらで作成した地図と同じだ」
正面から突入するなら、最深部に位置する場所だな。力押しで攻めるには、十や十五の曲輪を抜けるくらいじゃ済みそうでは無さそうだが。黒鮫隊なら可能だな。
「これはまた・・・・崖と急斜面に挟まれた、難儀な場所にある屋敷じゃの・・・・」
「千貫門と呼ばれた門を抜けたあと、さらにいくつかの曲輪を抜けて、ようやく辿り着けるとは・・・・いやはや、難儀どころの話ではありませんなぁ」
「私が調査した時は春日山の兵でしたから、近くまでは行けましたけど・・・・。どこの警戒も士気が低いとはいえ、それなりに厳重ですよ?」
「近くまでしか行けなかったの?」
「御蔵入り同心だったから、部署が違うしね。ここは管轄じゃないからって、追い返されちゃったんだ」
「へぇ・・・・」
でまあ、強行しようとしたら見つかったわけなんだが。
「どうなさいますか?一真様」
「そうだな。俺も黒鮫隊からの情報を合わせたら・・・・」
これは行けそうだな。こちらには空を飛べるISがあるからな。それと撤退用のバイクを用意すれば。
「情
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