2話
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一夏。どうやら向こうは入れてくれるらしい」
「そうみたいだな」
「じゃあ俺は部屋に行かせてもらうから、後はお前が……」
「い…いや、できればヤマトも一緒に入ってくれないか?」
「幼馴染、何だからなんとかしろよ」
俺は自分の部屋に向かった。
ドアの前に立つと変な緊張感をもった。
(そう言えば同じ家に住んでたけど同じ部屋で生活するのは初めてだな)
そんなことを考えながらドアを開けると
「あ、いらっしゃいー。来るの遅かったねー」
「…………………」
部屋に入ると、奥側のベッドで横になってノートパソコンを使っている女子がいた。
「えっと……君は確か同じクラスの布仏
(のほとけ)
本音
(ほんね)
さん……だったかな?」
「そうだよー。よろしくねーヤト〜」
パソコンから離れてベッドから起き上がって、ほにゃらとした笑顔で挨拶してくる。どうでも良いんだが、制服の袖のサイズが合ってなくてブカブカだな。ってか『ヤトー』って?
「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど良いかな?」
「なに〜?」
「君は俺に随分と友好的だね。それにヤトーって?」
俺が確認して問うと……。
「ヤトーはヤトーの呼び名〜」
「…………………」
調子が狂う返答をする布仏に俺はどういって良いのか分からなくなった。
篠ノ之に続いて、この女子も結構変わり者だな。
「……と…取り敢えず期間限定だけど、よろしくな」
「うん、よろしくね〜」
俺が一応挨拶をすると、再び挨拶をする布仏だった。
これから楽しくなりそう
続く
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