第1部 ゼロの使い魔
第2章 ゼロの使い魔
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私のスカートの中を覗きましたね?」
ロングビルは杖を持ちながら言った。
「いや、わ、悪かっ…」
「問答無用!」
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ」
オスマンは頭に土の塊をぶつけられ、気絶した。
ウルキオラはルイズの部屋に入り、一つ気になっていた事を質問した。
「それで、使い魔は何をすればいい?」
ルイズは悩んだ後答えた。
「そうね…全部で三つあるんだけど…貴方は二つだけやってくれればいいわ」
「なんだ?」
「一つは、毎朝私を起こして、洗濯物や掃除をすること。二つ目は私を守ること」
「まあ、いいだろう」
ルイズは少し驚いた。
「以外と素直なのね…」
「黙れ」
「な、何よ、褒めてあげたのにー!!」
「煩い…早く寝ろ」
「あんた明日ご飯抜き!」
「そもそも必要ない」
ルイズは指をならし、部屋の照明を消す。
(ほう、便利なものだな)
ウルキオラは窓に手を掛け空を見つめる。
(月が…二つ…だと?)
ウルキオラは再び異世界に来たことを実感する。
(人間…心…か)
ウルキオラは近くにあった椅子に座り、朝までこの二つのことについて考察していた。
ルイズは最初はウルキオラの存在に怯えていたが、使い魔になってくれるということで、内心大喜びであった。
(ちょっと生意気だけどあいつが来てくれてよかった!これでもう誰にもバカにされないわ!なんたって、キュルケのサラマンダーよりすごいのを召喚したんだもの)
ルイズは布団の中で笑みを浮かべながら、意識を落とした。
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