第29話 俺は使い魔
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「「「風竜!」」」
生徒達は驚き過ぎて、腰を抜かしている者もいた。コルベールは冷静に対応する。
タバサも至って冷静だった。
「我が名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ。」
タバサは風竜に近づき契約のキスをした。その間、コルベールは風竜と生徒の間に立ち、生徒に万が一の事がない様に取り図っていた。
「「「凄い!タバサちゃん。」」お姉ちゃん。」
ルイズと夢と双子の妹ジョゼットは、タバサに駆け寄り騒いでいる。
「凄いなぁ、流石はスクウェアだけの事はある。次はミス・ジョゼの番です。」
コルベールは冷静に対応するが、顔は少し高揚していた。
ジョゼ(ジョゼット・クリスティーヌ・オルレアン)も偽名であった。
「我が名はジョゼット・クリスティーヌ・オルレアン。五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、"使い魔"を召還せよ。」
ジョゼットは虚無の予備的な存在で、普通には魔法を使えなかった。しかし光輝がハルケギニア式とミッドチルダ式の杖型のデバイスを送っており、デバイスの補助を借りて魔法が使える様になっていた。
召喚ゲートが開き、一匹の白い狼の様な物が現れた。
「ルリちゃん!」
ジョゼットは大きく叫ぶと白い狼に抱きついた。
ルリはジョゼが飼っているフェンリルの子供であった。光輝が親を亡くしたフェンリルの子供を誕生日にプレゼントしていたのだ。
「ジョゼちゃん、契約しないと。」
夢がアドバイスする。
「あっ、そうだった。我が名はジョゼット・クリスティーヌ・オルレアン。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ。」
契約が完了すると、額に宝石の様な赤い石が浮かび上がり光に包まれる。光が収まると、10歳ぐらいの一人の女の子がそこにいた。白い獣耳に白い尻尾が特徴だった。
ジョゼットが驚いていると、夢が近づき説明する。
「ミッドチルダ式の使い魔は動物を依代して、擬人化できるのよ。その女の子は間違いなくルリちゃんよ。」
「ルリちゃん・・・。」
ジョゼは疑心暗鬼ながらも女の子に声を掛けた。
声を掛けられた女の子は、尻尾を振りながら抱きついてきた。
「ジョゼちゃん。嬉しい!話ができるよ。」
ジョゼは理解した。この女の子はルリで間違いないと。
「わーい。ルリちゃんと話せるよ。」
ジョゼとルリはタバサの方に歩いて行った。
次は夢の番である。
「我が名は一条・夢。五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし、"使い魔"を召還せよ。」
召喚ゲート
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ