入学編〈下〉
正体を現した人間=ドウターたち
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倒せないのか?」
沙紀はそれを聞きながらも、ライフルビットとGNピストルビットでの応戦。たまにビームや火炎放射などを撃ってくるが、全てGNフィールドによって防がれている。十文字たちにとっては未知なる敵と認識しながらも、戦闘中である沙紀に問うたのだった。
「小型ドウターであれば、私が纏っているIS以外にも倒せる方法はあります。これは桐原さんと十文字さんが使ってください」
と量子変換されてから呼んだ得物を持った桐原だったが、さっきのよりも重さを感じたのだった。そして十文字にも同じ得物を渡した沙紀であった。二人とも鞘から抜くとそれはまるで金色の刃と見てからその光を受けたドウター達は塵となって消滅したのだった。
「これは何だ?ただの刀ではなさそうだな」
「それは織斑隊長がよく使う得物を量産化したモノですよ。さ、獲物を見ていないで早く倒してください。こっちは防御でいっぱいなのですから」
織斑がよく使うモノの量産化というキーワードを聞いたが、沙紀の言葉によりすぐに向かった桐原と十文字。桐原は剣には慣れているが、十文字の十八番は、攻撃ではなく防御に徹しているが、今は与えられた武器で戦うしかないと思いながら得物を降った。そしたらさっきまでとは大違いにまるでバターを熱を与えたナイフのように綺麗に一刀両断されていく。
「何なんだこの切れ味は!さっき俺が使っていたのより、十倍いや百倍くらいの切れ味があるぜ!『危ない!』あ、ありがとうございます」
「沙紀さんが防御してくれなかったら今頃死んでいるぞ、桐原。それにしてもこれはよく斬れる刀よりも斬れるな。フン!」
「その調子ですよ。お二人さん。防御はこちらで任してください、今頃隊長も化けの皮を剥いだ者たちを粛清してますから」
言いながら桐原はスピード重視に自己加速術式を使いながら、十文字は向かってくるドウターを力強く切り倒していくのだった。そして数分後には、ここら辺にいるドウターの殲滅は完了。同時に倒されたドウター化する前の人間に戻ったのだった。生きてはいるけど切り倒された威力により、しばらくは意識を刈り取られたと沙紀から聞かされたらしいが、進むと同時にまた出てくるので得物を持つ二人と正確に狙い撃つ沙紀だった。
『隊長、裏口から侵入した私たちの前にもドウター化した者たちが立ち塞がっていました』
『こちらもだ。と言っても深雪が正体を暴いてくれたけどな』
俺達は、歩いていたが突如として、通信が入ってきた。どうやら裏口から潜入した沙紀からの通信だった。深雪はまだ展開中だったが、頭の装甲だけを解放させながら待ち伏せていたドウターをビーム・ウィップで叩いていたけど。
『こちらは倒したら人間の姿に戻りましたけど。そちらはどうなんです?』
『そうなのか。こっちは
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