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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈下〉
対テロリスト戦(3)
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これは差別用語だったね。でも、君のその自信の源は何だい?魔法が絶対的な力だと思っているのなら、大きな間違いだよ」

哄笑と共に狂気をいっそう色濃くにじませた司一が右手を上げた。あのサインは発泡準備のサインだ、と思うと左右に並ぶ数十人のブランシュメンバーが一斉に銃器を構えたけど。その間に蒼太にはヘッドギア応用ので、ライフルビットを展開してもらい、それぞれの銃火器を狙って撃つように指示を仰いだ。あとは深雪には光学迷彩で隠れているシールドビットを待機命令をさせているが、撃ってきたと同時にシールドビットによる防御をしながらのライフルビットで銃火器の無力化。

「交渉は、対等なものでなければならないから、こちらからも機会をあげよう。織斑一真君、我々の仲間になり給え。弟が知らせてくれた、アンティナイトを必要としないキャストジャミングよりも強力な魔法の無効化は非常に興味を持つ技術だ。まだどういうのか原理かまでは知らないが、今回の作戦には我々も随分と手間を掛けているのだよ。世間知らずの学生たちを使えるように教育するだけで、かなりの時間とコストがかかっている。それを台無しにしてくれた事は実に忌々しい事で、許しがたい事だが君が仲間になってくれるのであれば、水に流そうじゃないか」

薄笑いを浮かべたその顔は、狂気が正気を演じるその瞳は、一真や深雪といったCBメンバーで無ければ怖気を免れないだろうな。だが、ここにいるのは実戦経験豊富の三人であり、実際どんな殺気や覇気を受けたとしても俺らにとってはガキんちょが睨みつけたような感じにしかならない。それだけの実戦経験と数万体を刈ってきたドウターとの戦いによるものだと思う。

「やはりそれが狙いか。壬生先輩を使って俺に接触してきたのも、弟に俺を襲わせようとしたのも魔法の無効化について探りを入れる為なのだろう?」

「ふむ、頭のいい子供は好ましいね。だがそこまで分かっていてノコノコやって来るとは所詮、子供だ。とは言うものの、子供は強情なものである。全く勝ち目がないと分かっていても、大人しく言う事を聞かないだろう」

子供と言っているが、残念ながらそれは違うと言っておこう。深雪はともかく俺は、そちらにいるリーダーよりも年上だ。それに俺はただの人間ではない、神としてだけど。そちらは数十年生きてきた子供に過ぎない、俺は何千何万と生きてきたからだ。

「じゃあ、どうする?」

「そうだね・・・・では、こうしよう」

その仕草は、学者というより手品師のようだったがメガネを投げ捨てて、前髪をかき上げて正面から目を合わせる。

「織斑一真、我が同志となるがいい!」

司一の両眼が、妖しい光を放つと同時に無効化を目に向けられたのを無効化させる。で、芝居のようにしてからわざと技がかかったように見せかけてから、脱力した
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