入学編〈下〉
公開討論会前日×同盟による調略活動
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正道と言えるだろう。生徒同士で作ったサークルで効果的な訓練プログラムがあるなんてあまり聞いたことはないし、そのサークルに指導員が付いていたら話は別になる。だが、そもそも教員の数が不足しているからこその、一科と二科の制度である。
「授業で精一杯だから、と何度もお断りをしているのですが」
「そうだな。欲張らずに、正道にてその力をコントロールする方が良いと思う」
俺のアドバイスを聞いて、美月は「そうですね」と言ったあとに部室に向かったのだった。蒼太とも話し合ったが、そういうサークルでの勧誘自体が怪し過ぎると結論に到った。サークルというのはあくまで口実、あるいは「餌」として、本来の目的が仲間に引き入れようとしたのだろうな。同盟が活動をする前に、俺を襲うという実力行使に出たところから見て、あの三年生は本物と見る。釣られる側でなく釣る側として。
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