第五章
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恭輔の手を引っ張るようにして告げてきた。
「今から」
「うん、じゃあ」
そして結局それに引っ張られる恭輔であった。何もかも、最初から最後まで美有に引っ張られるがまま、されるがままであった。
車は黒いやたらと大きな車であった。あれが噂のキャデラックかと思った。
そのキャデラックの前に爺やがいた。そのまま執事の格好であった。
「お待ちしておりました、お嬢様」
「ええ、有り難う」
美有は恭輔に見せたこともない穏やかで澄んだ笑みでにこりと笑った。そうしてその爺やに優しい声をかけたのであった。
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