暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈下〉
現代魔法と超能力者との違い
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
→魔法式→魔法発動となる。その矢印の間に沿って説明すると、CAD→起動式は魔法師が使うのをCADで指定する。起動式→魔法演算領域は、CADが起動式を魔法師へ送る。魔法演算領域→魔法式は精神領域で起動式から魔法式へに変換させる。魔法式→魔法発動は魔法式を使って魔法を発動。

もう一方のパソコンで考えてみると、SSD→圧縮ファイル→CPU・グラフィックボード→画像や動画→ディスプレイに表示。説明すると、SSD→圧縮ファイルはSSDから圧縮ファイルを読み込む。HDDでも良いのではと思うけど、HDDはCADを使わない場合と考えた方がいい。読み込む速度が違うからだ。SSDとHDDはCADを使わない場合の早さの違いについてだ。圧縮ファイル→CPU・グラフィックボードは圧縮ファイルのデータを送る。CPU・グラフィックボード→画像や動画は解凍するためにCPUやその他が頑張る。画像や動画→ディスプレイに表示は最後に見たいものを開くと言う感じである。起動式は圧縮ファイルで魔法式は解凍されたファイルと言ったほうが分かりやすいかな。

話を元に戻すと、魔法式の構築という余分な工程を介在させる以上はこれはもうどうしようもないこと。魔法式の構造時間をゼロにすることはできないと思われるが、限りなくゼロぬい近付けることは可能。現代魔法が魔法式構築の速度を重視するのは背景があったのだ。CADも元々は起動式を記録する為だけのストレージ機器だったけど、すぐに魔法発動高速化に力点が置かれるようになった。今回使っているCADは、個人別の調整が不要である代わりに高速化支援の機能は全然組み込まれていない。今使っているのは旧式であるが、高校に使うにはちょうどいいモノでもあった。これがあるお陰でコンパイルの練習が今日の実習目的であるからだ。ペアである美月はすぐにクリアできたが、片方がクリアしないと居残りとなる形になるが、やっとクリアしたので俺はホッとしたのだった。

「意外でした。一真さん、実技は少々苦手だったのですね・・・・」

今回の課題のような単一系統・単一工程の魔法であれば、起動式の展開完了・読込開始から起算して魔法の発動まで500ms以内が、魔法師として一人前と呼べる目安となっている。1000msを切るのに5回の試技を必要とした俺にとっては、ホントに現代魔法というのは、面倒何だなと思った。

「意外というより、俺の魔法は現代でも古式でも違うから。ここの学校に入って実習があるのなら、現代魔法での実技をしなければいけないからな」

「確かに一真さんの魔法は、現代や古式とは違いますが。一真さんみたいな人が、実技が苦手だなんて」

少々首を傾げていた美月だったが。まあ確かにこの実技が、現代でなく超能力者のようなのだったら0から0.1の間だと思うんだが。どうも現代だと魔法発動まで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ