入学編〈下〉
無効化能力の実態
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ったコップに触れると。・・・・・こうなると言う訳さ」
凍ったコップを無効化の能力で纏わせた力をコップの周りで凍ったのを、触れると凍っていたのが一瞬で液体である水と固体の氷となりコップの周りは一切水浸しではなかった事に驚くレオたち。
「・・・・こんな魔法、ありましたっけ?」
「正確には魔法、ではなくて俺の能力と言って良いくらいだ」
「能力?昔でいう超能力者みたいなのなの?」
超能力者は魔法が技術化される前のことで、これは今から百年前のことだ。まあ俺の力は超能力者という方が正しいが、正確に言うとこれは神の力の一つ。でもここでは能力の一つとして言わないと納得しないことだからな。
「半世紀前にそう言われていたようだが、それを技術化したのが今の魔法と言っていいほどだ。だが、俺のは魔法であって魔法ではない。俺はエレメンツ使いとも言われるしな。古式魔法でいうなら精霊魔法とかも使えるが、それはあくまで古式。俺のは自然と精霊と会話とかもできてしまうほどの持ち主と言う訳だ」
するとレオは小声でマジかよとか言ってたが、これは本当のことだ。エレメンツ=属性についても、これは自然とできるようになった力だ。だから、左手に炎の球を出しながら右手には風を出すことが出来て、現代魔法でいうマルチキャストというらしいが。
「・・・・・具体的な事については考えても分からんが、実際に見せられたら納得するしかねぇな。液体と固体を固体にして元に戻すなんて技術はないし。だが理屈は理解はできた、それに教えてもらっても誰も使えないもんな」
「まあこれを使える者は、数人しか使えない。それにもしこの力が国防や治安の分野だと、魔法無効化を持つ者をスカウトしては、社会基盤が緩む。世の中には魔法を差別の元凶と決めつける輩もいる。アンティナイトは産出量が少ないし現実的な脅威となるし、公表する気はさらさらないよ。バレても諜報部が塗りつぶしてくれるから」
諜報部というのは、無論蒼い翼にいる諜報部だ。内閣のもいるらしいが、こちらはスパイ並みだし。無線無しで通信できる脳量子波が使える、それにこれを使えるのは悪人はいない。全員俺らの元仲間と現部下だし。レオはやっとだが、何度も頷いているし美月も同じような感じだった。そう考えるといつ狙われるか分からないからな、まあ襲われたとしたら即刻ソレスタルビーイングによる粛清されるけどね。
「お兄様のお力は、学内ならまだしも外から知られては困る力を出来るだけ使わないようにしてきたけど。それに相手が展開しようとする魔法を察知したり、魔法や異能の力を全て無効化できる事も普通なら出来る事ではないのだから」
と、深雪がこの話のオチを言ったことでこの話は終わった。そして会計のときに額を見た時はホントに払えるのか?と心配されたが普通に払
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