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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈下〉
部活連本部での報告
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肢がいくつかあるからだ。話し合いだけという選択もあったが、双方は話し合い所ではない。それに止める側は名声や悪名など関係なく当事者を威圧するだけであり、今回はどのケースにも当てはまらない。前に聞いたが風紀委員の仕事は、主に2つあるが。1つは風紀を乱す輩を取り締まること、2つは魔法を使った暴力行為を取り締まることだ。今回は桐原と壬生が魔法抜きの私闘という剣技があったら、俺は最後まで傍観静観していただろうが。

「・・・・まあそれもそうか。いがみ合いが発生するたびに我々が出て行くのは、人員的に不可能だ。だが風紀委員関係なく、それを目撃したら処罰できる君が居ればもっと楽になったと思うが」

それは確かに、風紀委員は人員的に少ないし、巡回するにも人員不足である。正直校内が広いと死角のある場所で乱闘もしくは私闘をするバカが、いる可能性は高い。が、今年度はそれを見たらただちに取り押さえることが出来る生徒が入学したからである。まあ勧誘時のトラブルというのは大抵は部活連内部で処理するのが原則。それなのか三人ともそれ以上の異論というのはなかった。最も十文字会頭はずっと聞き手になっている。

「それで、取り押さえた桐原と拘束者はどうした?」

「桐原先輩は鎖骨が折れていたので、保健委員に引き渡しました。魔法ですぐに治癒可能程度の怪我のようでしたが、あのとき桐原先輩が魔法を使う前は鎖骨にヒビが入ってた程度でしたがどうやら取り押さえたときに折れたようでした。まあ私の回復魔法でも治癒可能らしいですが、保健室で非を認めているので措置はそれ以上必要ないと判断しました。それと拘束者ですが、全員差別用語の常習犯と確認が取れました。今見ているリストは全員差別用語常習犯としての未遂犯だったようでしたので、風紀委員による厳重注意処分をしておきました」

鎖骨が折れていたのは、俺の所為で折れたからであるがヒビが入ったときから分かっていた。あのときの剣技でも鎖骨に届いていた竹刀の先、まあ俺自身が折ったと発言しても問題はなさそうだ。それと拘束者全員は常習犯で過去に軽い罪での未遂犯ということも、調べた結果が今見ているリストだ。ちなみに前科は全部洗い流して調べたから。

「ふむ・・・・去年の未遂犯までいるな、良く調べたと言っておこうか。訴追は、摘発した者の判断に委ねられるからな。それに拘束者全員を厳重注意処分とブラックリストに載せるのはあいつの仕業か?」

あいつとは誰とは言わないが、あのあと未遂犯を徹底的に洗い流しての調査の結果、風紀委員としても校内での監視カメラにしてもマークしてある人物をブラックリストに載せることができるとすればあいつしかいないだろうな。俺の親友=零達也=俺の指示。

「聞いての通りだ、十文字。風紀委員としては、今回の事件を懲罰委員会に持ち込むつもりはない
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