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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
入学編〈上〉
風紀委員会本部
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警察や軍人か体育会系の真似事なのか?

「・・・・もしかしてこの部屋、姐さんが片付けたんで?」

変わり果てたとでも言おうか。まあさっきはゴミ屋敷が新品の部屋に様変わりしたからな。室内の様子を見回したら俺を見て歩いてきた。が、その行く手に委員長がいた。

『パシイィィィィィィィィィィィィイン!』

「ってぇーーーーーー!!!!!」

おーおー。いい音なるねぇ、蒼太が渡したのは俺がよく使うハリセンだ。通常よりも痛いヤツをな、拠点ではよくエロガキ二人組をブッ叩いたり、黒鐵専用武器としてたまに使うこともあるが、久々に鳴ったから持ってきて正解だったな。ちなみにあれが擬態の聖剣じゃなくて、普通のハリセンだ。俺のは他人に渡しても俺の手に戻ってくるから。

「ほおー。これはよく使うモノより威力あるなー。それと姐さんって言うな!何度言ったら分かるんだ!鋼太郎、お前の頭は飾りか!」

と散々ハリセンを叩きまくった委員長。新たな武器だな、鈍器や丸めた固いノートより地味に痛いぞ。

「そんなにポンポン叩かないでくださいよ、頭にたんこぶ出来るほどの破壊力ですよそれ!・・・・で、委員長。そいつは新入りですかい?」

「あー!あなたはあの時取り押さえてた人ですか?」

「沢木、そいつは知り合いか?」

凄く痛がっていたが、頭を抑えながら言った。そしてもう一人目は俺が抑えていたら変わってくれた人だった。

「あー、まあそういう事だ。お前らも知っていると思うが、一年E組の織斑一真だ。生徒会枠でウチに入る事になったが、それ以前に織斑は風紀委員以上に権限を使える者だ。あとこれを渡してくれたのは、織斑の護衛の者からだが」

「織斑というとあの織斑ですかい?それにしても・・・・紋無しですかい。ギャアアアアアアッ!」

「あーあ。注意しようとしたのですが、遅かったですか。辰巳先輩、その表現は禁止用語であり、二科生と言おうとしたのですが」

紋無しと言った者は先輩であろうとも容赦はしない。俺の権限により目の前で差別用語使った者は即刻罰則と聞いているはずなのだが。この先輩はホントに頭が飾りのようだったが、電撃をやめさせたあとに何とか立ち上がった先輩。

「うぅぅぅ・・・・。まだビリビリするぜ、織斑の権限は本当だったんですか」

「そういうことだ。鋼太郎が実験台になってくれたおかげで、沢木は理解しているようだ。それとお前らもその内足下をすくわれるぞ。ここだけの話だが、さっき服部が足下をすくわれたばかりだ」

ニヤニヤしている委員長だったが、沢木先輩はやはりという顔をしていて、電撃を食らった先輩は驚愕をしていたけど。

「織斑が、あの服部に勝ったってことですかい?」

「ああ。さっきの電撃を浴びたお前も分かるように、正式な試合で
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