暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
三話 私の弟です。
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目を覚ますとベットに横になっており隣ではデスガイドがニコニコしながら、私の寝顔を覗きこんでいた。なんか恥ずかしい……

『おはようございます♪優希さん』

「ん……おはよ。」

上半身だけベットから起こし、ニコニコとしているデスガイドに挨拶をする。そして、部屋に置かれていた鏡台を見ると明るいブラウンの髪の毛をポニーテールに纏めた女の子が映っていた。

……私ですね、はい。髪の毛が黒から茶色に変わってる事と身長が若干縮んでいることを除けば、元の私の姿だ。てゆうか、縮んだ?ていうより若返った?

「とりあえず、今どんな状況……?」

『え〜と、アテナさんからお手紙を頂いてますので読み上げますね。

【この手紙を読んでいるって事は無事にお持ち帰りされずに転生できたようね。「ちょっと待って??どういうこと??」まぁ、余り気になさらずに』

「気にするから??」

手紙の一文を耳にした時、眠たかった頭が一気に覚醒する。

あの駄女神にどういう事かと問い詰めてやりたいができないので、諦め手紙の続きを聞く

【転生後の貴女の立場だけど、神崎家の長女で年齢は14歳。この世界の主人公と同じ年齢ね。あと、下に(とおる)って言う弟が居るわ。歳は大体小学生高学年っていったところね。あと、両親がいるけどあんまし関係ないわね。】

なるほど。前世でも弟は居なかったから少し楽しみだ。

【それとカードだけど、念じて、ポケットを探れば出てくるわ。ナンバーズはNo.の部分が取れた状態だけど使えるわよ〜】

No.には相当強力なモンスターが沢山いるのでありがたい。まぁ、とりあえずカードを出してみよう。

何を出すか考えているとデスガイドが懇願するような眼差しで見てきていた。

「却下」

『酷くないですか??』

記念すべき一枚目がこんな変態とかありえない。とりあえず、アブソルートzeroかな?

カードを頭の中で思い描き、ポケットを探るとが手に触る

「おお??」

思わず感嘆の声が漏れ、出てきたカードを眺める

いいよね!zero!シュッとした姿に蒼白のスーツ。そして、キラリと輝いている背景がより一層zeroを引き立てているのが堪らない!!

『優希さんって、そーゆーところが意外ですよね〜。なんというか思考が男の子っぽいというか……。』

「うるさいな。かっこいいじゃん!HERO!」

多対一でボスをフルボッコにする戦隊物はあまり好まないが、一対多で獅子奮迅するライダー系はやっぱりかっこいい!!

『はぁ……際ですか。まぁ、そんな所を魅力的なんですけどね♪』

キラッと星が出るようなエフェクトがつきそうなウィンクをしてくる。仕草は可愛いが内容が内容なだけに寒気しかしない。


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