追憶編
基地見学×組手
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
同時に俺は魔法を使った。
周りから見るとサイオンの波動が、桧垣上等兵の身体を通り抜けて突進が減速した。術式解体と同時に俺は更に魔法ではない事をした。相手が減速したと同時に風術を使った。風の竜巻を光線のように放ち、そのまま風に押されて上へと上昇と同時に落下してくる上等兵。それを念力を使い、上等兵をゆっくり床に降ろした。俺は上等兵に近づくと自力で起き上がった上等兵。
「・・・・負けたぜ。完敗だ。一昨日のが、油断の所為ではないと良く分かったよ」
ゆっくりと起き上がる上等兵。
「改めて自己紹介させてもらうぜ。俺は国防空軍沖縄・先島防空隊、恩納空挺隊所属、桧垣ジョセフ上等兵だ。よかったら、名前を聞かせてもらえないか?」
「俺の名は織斑一真。一応言っておくが君より年上だという事を見知り置け。呼び捨てでも構わんが」
「オーケー、一真。俺の事はジョーと呼んでくれ。沖縄にはまだしばらくいるんだろ?退屈したら声を掛けてくれよ。こう見えても俺はこの辺りじゃ色々顔が利くんだ」
「そこまでだ、ジョー。今は訓練中だぞ。それと基地内では一真さんと呼べ」
俺は蒼太の所に戻り、風間大尉は笑いながら声をかけたら感電したかのように姿勢を正しくした。愛称で呼ぶ部下なら、信頼されているようだけどああ言うのは苦手だな。深雪もだけど。
「無理を言って申し訳ない。お陰で部下のわだかまりも取れたようだ。少しあちらでお茶でも付き合って頂けませんかな?先程の魔法について知りたい所ですな」
先程の魔法とは恐らくアレだろう。俺がしたのは、無系統魔法の術式解体と風術による竜巻でジョーの身体を浮かせたからな。周りから見ると魔法かと思う程だし、お茶でもとか言っていたがコーヒーだった。休憩室に通された後にコーヒーを出された。深雪も一口飲んで、俺はこの部屋全体に防音結界を。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ