追憶編
作戦開始×表と裏での事情聴取
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
に走ってきた。敬礼をして、直立不動で固まった上等兵に風間大尉はジロリと一瞥する。俺に向き直り頭を下げた。
「昨日は部下が失礼をした。謝罪を申し上げたい」
「桧垣ジョセフ上等兵であります!昨日は大変失礼を致しました!」
今の俺達は軍人ではないが、今の大尉みたいに威ついた軍人が頭を下げる何てまあ意外だと思った。俺が国防軍少将だったら、謝罪程度では済まないとは思う。上等兵も昨日とは態度が違い、鯱張った態度で深々と頭を下げる。
「謝罪を受け入れる。今後気を付けるように」
「ありがとうございます!」
俺がそう言ったらそう返した。深雪も納得した表情だったし、まあいいかと思った。桧垣上等兵を従えてオープントップの大型車へ向かった風間大尉であったが、三歩歩いた所で振り返った。
「織斑一真さん。自分は現在、恩納基地で空挺魔法師部隊の教官を兼務している。都合があれば是非、基地を訪れてくれ。きっと興味を持ってもらえると思う『織斑少将が我が基地に来るのであればお待ちしております』」
風間大尉は表ではそう言い裏ではそう言い残してから行った。まあ俺の返事を待たずともな。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ