暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
追憶編
到着ロビー×恩納瀬良垣にある別荘
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にした方がいいわよね」

「そうそう。だからとりあえず俺は、一年違いの兄妹という感じになると思う。今は父と娘だ」

歩きスマホは、事故りそうだから調べるのは後にした。俺達が滞在するのは、恩納瀬良垣に買ったばかりの別荘だ。別にホテルでもよかったのだが、家族同士の時間も欲しいから俺名義で買った別荘でこれで何個目だろうか。

余り人の多い場所だと俺らの行動に制限が付くので急遽手配したが、俺らの家だと思えばいい事だ。金で愛は買えるかっつうの。俺らは規格外サイオン保有量で潜在能力は高めだが、今の魔法技術系統はサイオン保有量で魔法技能の優劣を左右するモノではなくなっている。

会社役員の半分は、蒼い翼から派遣された者達でたまに報告が来る。考えてる内に空港を出た俺達は、空間から車を取り出して俺が運転した。空港から時間はかかるがまあいいとしよう。そして別荘到着後に、車は空間に入れた。

「いらっしゃいませ奥様。一真さんと深雪さんも良く来たわね。そして護衛の皆さんも」

別荘で俺達を出迎えてくれたのは、一足先に来て掃除や買い物を済ませてくれた桜井穂波さん。彼女は深夜の護衛役だ。五年前まで穂波さんは、警視庁のSPだったけど覚醒をしたのは退職時だ。最後まで随分と強く引き止めたらしいが、深夜の護衛になるのは警視庁に就職する前からである。

覚醒を果たしてからは、俺達との秘密の会話は主に脳量子波でしていた。警視庁に入らなくとも、その前に覚醒すれば最初から深夜の護衛をしていたが、覚醒前だったので警視庁で護衛のノウハウを学ばせていた。穂波さんは遺伝子操作により魔法資質を強化された調整体魔法師『桜』シリーズの第一世代。

「ところで、一真さんの事は様付けの方がよかったかしら?」

「俺の事はご自由にどうぞ。深夜の夫ではあるが、歳は穂波さんの方が上でも実年齢はね。なあ深雪」

「そうね。私もずっとお父様と呼んでいるけど、外見だけなら穂波さんの方が上ですよ」

「そうよ。それに私達は不老不死になったんだから、歳なんて関係ないわよ」

「途中覚醒した深夜に言われなくないが、まあいいや。とりあえず俺らは穂波さんと呼びますよ」

生い立ちを少しも感じないのは、やはり俺達と同じ同類だからだろうか。俺と深雪は、元々異世界と呼ばれる拠点から来たので、深夜や穂波さんは記憶共有者で元部下や知り合いだった者達が多い。特に今回のこの外史はね。穂波さんは、護衛業務以外にも俺達のメイドのように身の回りの世話をする。

ここにいる桜花や沙紀も拠点ではメイドをやっていたし、本人曰く拠点でメイドやってた方がよかったと言っていたが、今回は身の回りの世話ができるからラッキーと言っていた。本来護衛対象から離れるのは余り無いけど、一足先に別荘に来たのは現地の情報収集なのだろう
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