暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
原作前〜追憶編前〜
人造魔法師実験×深夜と真夜との会話
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が、俺と結婚した方がいいと言うんだろうな」

数字付き(ナンバーズ)とは、苗字に数字が含まれている家系を指す隠語である。十師族及び師補十八家の苗字に、一から十までの数字が入っているように百家の中でも本流とされている家系の苗字には、廿楽家(二十)・五十里家(五十)・千代田家(千)の様に数字が入っている。

数値の大小が、実力に直結する訳ではないが苗字に数字が入っている場合、魔法師の血筋が濃くて魔法師の力量を推測する一つの目安になる。フリー百科事典に書いてあるが俺と深雪のような零家は、十師族の上で、十師族を束ねる名家だ。俺らがそういう風に設定した。

十師族は、日本で最強の魔法師の家系である。二十八家から四年に一度に『十師族選定会議』で選ばれた十の家系が『十師族』を名乗る。権力に関して、表は無いが政治の裏側では司法当局を凌駕する権勢を持っていると思わせている。

実際は零家が政治の権勢を持っているし、零家の者は大実業家にして大企業である蒼い翼CEO。社長令嬢が零雪音。副社長は青木総一郎だが、名前と姿を変えるようにしたので、二十年後にはまた変わっている。表立つのは副社長と秘書で、俺は表舞台には立たないし名前だけ公表をしている。

師補十八家とは、十師族を補佐する立場の家系である。二十八家から四年に一度開催される『十師族選定会議』で十師族に選ばれなかった十八の家系がその立場となる。二十八家は、十師族、師補十八家を一括りに表現する用語。魔法技能師開発研究所を共通の出自として、魔法技能師開発研究所は日本に設立された魔法師開発機関である。

これらの先駆けとしては、2002年に設立された陸軍総司令部直属の秘密研究機関がある。2010年代から2020年代にかけては、そこから派生する形でエレメンツを開発する研究機関が稼働していたが、魔法師開発の方針の変化に伴って閉鎖された。その後、新しい開発方針に従ってこれらの十ヶ所の研究施設が設置された。

この先で閉鎖されるのか稼働中のもあるが、原作と違うのは第四研だけだ。運営も独立して、俺らが資金提供しているからな。幸いな事に、現当主や死ぬ前提とされた人物も生きているので、一族関係者は実験や精神干渉系統の魔法を研究し放題。俺らが世界大戦終了後、大越紛争とかもあったが俺達は動かない。

確かこの紛争に参加した日本の軍人がいたな。名前は風間玄信で『大天狗』と呼ばれ、山岳戦・森林戦における世界的なエキスパートと知られ、大越紛争では大亜連合軍から悪魔か死神のように恐れられていた。こいつについては、俺達が沖縄に行った時に会うだろうな。

「ところで一真さん。零家に対して何か言われていない?文句とか」

「そんなの無いよ。元々零家の役割は、日本政府の表裏の権利を持つ事になる。それに大企業で大実業家である、蒼い
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