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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第三話
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がエリオの耳に響く。

「でも、肝心のあんたが生き残らないと、意味ないッスよ」

ドン!!と大きな音が響き、目の前のガジェットがまるでボールのように吹き飛ぶ。

(一体、何が?)

「大丈夫ッスか?」
「あ、ありがとうございます」

目の前には自分と同じくらいの歳の少年が立っていた。

短めの黒髪、黒い瞳、少し浅黒い肌、ラフなTシャツ姿から見える、華奢な体型に見えて、しっかりと引き締められた肉体から相当鍛えられていることがうかがえる。

「あの、あなたはいったい?」
「話は後ッス、今はこの状況を切り抜けるのが先ッス」
「っ!!そうだね、悪いけど協力してもらうよ」
「もちろんッス・・・来るッスよ!!」

襲いかかってくる攻撃を回避し、せまりくるガジェットを迎撃する。

最初、エリオは子供を守っていたため、迎撃はほとんど謎の少年にまかせっきりだった。

「めんどくさいッスね!!レールフロア!!」

少年の魔法が発動すると、少年を中心に白色の床が広がっていく。

(スバルさんの魔法やノーヴェさんのISに似ている?)

エリオがそう思った矢先、信じられない光景が目の前に広がる。

今まで目の前にいたはずの少年の姿が掻き消え、次々とガジェットが破壊されていったのである。

「は、早い!!ソニックムーブを使っているときの僕と同じくらい早い!!」

だが、ここで一つの疑問が生まれる。

(でも、フェイトさんの真ソニックフォームは別として、ソニックムーブのような高速機動魔法は瞬間的にしか効果が持続しないはず!!なのに、この人は間違いなく10秒以上高速機動を続けている!!)

疑問が生まれるが、今はそれを追求しているときではない。

「キャロ、この子を頼む」
「うん!!任せて、エリオ君」

民間人の子供をキャロに預け、エリオは少年の戦いに参加する。

そこから先は一方的な展開だった。





全てのガジェットが破壊され、なんとか戦いを乗り切った3人は一息ついていた。

やがて、はやてたち隊長陣と合流し、エリオから事情を説明される。

「そうですか。民間人の事件解決の協力、感謝します。お礼がしたいんで、私たちと共に付いて来てくれますか?」
「いいッスよ。元々オイラはあんたに用があって、ミッド(ここ)に来たッスからね」
「私に?」
「はいッス。八神はやて総部隊長。オイラを特務6課に入れてほしいッス!!」
「え?いくら事件解決に協力してくれたとは言え、いきなりそう言うわけには・・・」
「ここに推薦状があるッスよ」
「推薦状?」
「これッス」

そう言って、少年は懐から封筒を取り出し、はやてに渡す。

「どれどれ・・・・・・・・・・・ええっ!?嘘
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