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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第三話
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・出ました。ミッドチルダの次元空港にガジェット・ドローンが出現したそうです!!」
「なんやて!?」
「でも妙なんです。このガジェット・ドローン、機動6課時代と全く変化がないみたいです。外見も性能も2年前のまま、どういうつもりでしょうか?」
「たぶんやけど、挨拶代わりのつもりやろう。以前もスカリエッティは管理局の内情を知っとった。恐らく、自分を逮捕した機動六課のメンバーが再集結したことを知って、挨拶代わりにこの事件を引き起こしたってところやね」
「そんな!!そんなことのために!?」
「とにかく、スクランブルや!!すぐに、スターズとライトニング全部隊に出撃要請を!!私たち特務6課の初陣や!!一人の犠牲者も出したらあかんで!!」
「了解!!」





それからすぐに、次元空港にスターズ、ライトニングの全部隊が出撃した。

2年前と同じようにAMF(アンチ・マギリンク・フィールド)が張り巡らされていたが、機動6課時代のメンバーはすでにAMF状況下での戦闘には慣れっこだし、AMFの影響を全く受けない戦闘機人も戦闘に参加していたため、今のところは一人も犠牲者を出さずに迅速に対応できていた。彼女らの実力が、この2年間で急激に上昇しているのに対し、ガジェット・ドローンの性能が2年前のままだったということもあり、何事もなく、このまま事件は終息すると思われていた。

だが・・・・・。

「エリオ君!!民間人の子供が!!」

親とはぐれてしまったのか、5、6歳位の女の子がガジェット・ドローンに襲われかけていた。

「まずい!!ストラーダ!!」
<Sonic move>

エリオは瞬時に高速機動の魔法を使い、子供を連れてガジェットの目の前を通り過ぎた。

(良かった。この子は無事だ)

しかし、子供を助けられたことに安堵し、ソニックムーブを解いてしまったのは失敗だった。

次の瞬間、エリオは複数のガジェットに取り囲まれてしまった。

(まずい!!囲まれた!?)

まさしく、四面楚歌。対してエリオは子供を守るために片腕が使えない。まして、エリオの武装は諸手で使う槍である。

連発してソニックムーブを使うことはできない。そして、エリオは敵の攻撃を強固な盾で防御するのではなく、高速機動により回避することを得意としているため、まさしくこの状況は絶体絶命であった。

「エリオ君!!」

キャロの悲痛な叫びがこだまする。

(やられる!!)

エリオは己の死を連想し、せめてこの子だけでも守ろうと、覚悟を決める。

しかし、いつまでたっても、明確な死は訪れなかった。

なぜなら・・・・・・・。

「自分を盾にして子供を守るなんて、さすがッスね」

ウェンディと同じ口調だが、明らかに違う声
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