暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第三話
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!今のは有効打とは・・・」

そこで、今度は自分の後ろを何かが通り過ぎる気配がする。

「っ!?」

慌ててなのはは後ろを振り向くが、それはウェンディのライディングボードだった。

ただし、そこにウェンディは乗っていなかった(、、、、、、、、、、、、、、)が。

(っな!?一体どこに!?)

なのははとっさにウェンディの居場所を探そうとした。それゆえに、完全にライディングボードから意識を外してしまったのだ。

それこそが罠だと気付かずに(、、、、、、、、、、、、、)

空中でライディングボードが反転し、そこにへばりつくティアナが姿を現す。

<Master!!>
「しまった!!」
「クロスミラージュ!!カートリッジロード!!」
<Yes、master.>

レイジングハートがティアナの存在に気づき、なのはに知らせる。

なのはは慌てて防御しようとするが、その前にティアナはカートリッジロードを済ませ、後は、トリガーヴォイスを発するだけであった。

「クロスファイア―シュート!!」

ほぼ零距離からティアナのクロスファイヤーシュート(収縮砲バージョン)が放たれ、なのはに直撃、爆煙で周りが見えなくなる。

「やったの、ティア!?」
「やったのか、ティアナ!?」
「やったっスか?」
「いい加減に、放せ!!」

スバル、ノーヴェ、あと空中でヴィータに絞め技(スリーパー・ホールド)を決めているウェンディが心配そうに見守り、なかなかウェンディの技から抜け出せないヴィータが苛立たしげに叫んだ。

そして・・・。

<Congratulations.>

レイジングハートから模擬戦終了の宣言が下された。

「やられちゃったなー。もうちょっと長引くと思ったのに。今回はすっかりティアナの術中にはまっちゃたな」

いつの間にか、指揮官として、ずいぶんと成長したティアナに対し、なのはは素直に称賛を送る。

今回の模擬戦では、スバルとノーヴェが標的であるなのはに接近、ウェンディがそれを阻止しようとするヴィータの足止め、ティアナとディエチが狙撃で援護するフォーメーションを行っていた。

だがこのとき、狙撃による援護をしていたティアナは、彼女のフェイクシルエットによる幻覚で、本物のティアナはウェンディのライディングボードに、幻覚で姿を消しながらへばりついていのだ。

スバルとノーヴェがクロスレンジによる陽動を行い、その後にウェンディがライディングボードだけをなのはに向かって射出する。

なのはは一度、ライディングボードに意識を向けるが、そこに肝心のウェンディがいないことで、もうライディングボードそのもの(、、、、、、、、、、、、、)からは、完全に意識を外してしまった。また、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ