暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第一話
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を親友だと思っている。特に、周囲から恋人と誤認されるほど、ユーノと仲が良かったなのはにとって(どうして、それで二人が恋人じゃないのかは、仲間内では最大の疑問である)、リンディから聞かされた話はとてもショックだった。

なのはは彼のことなら、全てとは言わずとも、だれよりも知っていると自負していたが、実際には、知ったつもりになっている(、、、、、、、、、、、、)だけで、何も知らなかったということに気づかされたのである。

悔しかった。

彼の苦労を分かってあげられなかったことが。

悲しかった。

親友の自分にさえ、何も打ち明けてくれなった彼が。

憤った。

彼に助けてもらってばっかりのくせに、結局は一度も彼にその恩を返せなかった自分に。

だが、いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。なぜなら、『不屈の心(レイジング・ハート)』こそ、ユーノからもらった物であり、エース・オブ・エースたるなのはの持ち味なのだから。

「そ、それで!!今、ユーノ君が何処にいるのか分かりますか!?」
「残念ながら・・・。彼の辞職に気づいて、すぐに彼の寮を調べたわ。でも、すでにもぬけの殻。携帯電話も解約されてるし、事件性の証明がない以上、管理局(わたしたち)に犯罪歴のない民間人の足取りを調べる権限なんてないのよ。今のところ、次元空港の防犯カメラに写っていた彼の映像が、唯一の手掛かりね」
「そ、そんな!!」
「手掛かりは他にありません。それで今回、最近ユーノ君に変わったことがなかった聞きたくて、みなさんをお呼びしました。それで、なのはさん、彼に何か変わったことはなかったかしら?」
「ユーノ君に最後に会ったのは、だいたい1カ月くらい前です。仕事が忙しくて、無限書庫にヴィヴィオを預けたときにユーノ君に会ったんですけど、そんなこと、一言も・・・最近のメールにだってそんなことは・・・」

そう言いながら、なのははここ最近のユーノとのメールの履歴を確認し、そして愕然とした。

なんせ最後の受信記録、送信記録が共にユーノが辞職する10日以上も前で終わり、自分が考えている以上に、彼と連絡を取っていないことが分かったからである。

あまりのショックになのははその場に項垂れてしまった。

フェイトとはやてが慰めるが、いつまでもそのままでいるわけにはいかない。

「それで、フェイトさんはどうでしたか?」
「3ヶ月前にエリオとキャロを連れて、ユーノとご飯を食べに行ったのが最後かな?でも、そんなこと一言も言ってなかった。そういえば、ここ数年、執務官としての仕事関係で無限書庫に資料請求する以外、プライベートとかではほとんどユーノと連絡取ってなかったも」
「そう。それで、はやてさんは」
「私もフェイトちゃんと似たようなもんです。捜査のた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ