第6話 少子化の影響で重婚が合法になろうとも、リア充に至れる座席は有限である
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にあの子の抑止として動いてもらいたいのさ」
「常にですか?」
「いいや、そこまでする事は無い。川神学園に居る間だけでいいからね。ここまででわかる通り、この件はあくまでも保険さ。だから肩ひじ張らずにしていいよ」
そこから数秒考えてから士郎は質問する。
「最悪の場合は如何します?」
「アンタの言いたいことは解るさ。極力穏便に済ませて欲しいが、もしもの時はアンタの自己判断に任せるよ。そこらの判断力については、私達よりアンタの方が上だろうからねぇ。・・・という事で帝様もいいでしょうか?」
今の会話中、まったく口を挟まなかった帝にマープルが問いかける。
「別にかまわねぇよ。責任を投げ出す発言じゃねえが、ある意味この件に関しては部外者みたいなもんだからな」
お前らに任すと最後に付けだす帝。
「では、此方も了承しました。ですが俺も本物の戦場のせの字も知らない学園でショッキングな光景を曝したくはありませんので、本当のギリギリまで諦めるつもりはありませんよ」
その言葉と共に立ち上がる士郎。
「それにしてもさっきのは見事だったな士郎。ヒュームの蹴りを瞬時に躱してから反撃に転ずるなんて」
その帝の言葉に溜息を漏らす士郎。
「先ほどの蹴りは確かにヒュームさんの全力の蹴りでしょうけど、殺気もまるで込めてないですし何より速さが足らなかったでしょう」
「ふん!」
「流石でございますね士郎様。あの瞬時にそこに気付けるとは」
「気づくも何も、何時もの事でしょう?そもそも、俺が本気中の本気でヒューム卿を殺しにいかない限り、接近戦に置いてはまだまだ俺は下ですよ。雫ならともかくですが」
「ふん、まあな。と言うかもう帰るんじゃなかったのか?」
「言われずとも帰りますよ。では帝さん、マープルさん、クラウディオさん・・・とそこの高慢チキチキおじいさん、俺はこれにて失礼します」
その言葉と共にシロウは瞬時にその場を後にした。
「あぁのっ!小僧っ!!」
それを瞬時に追いに行くヒューム。
「まったく、またかい?」
「ホント、士郎の奴はヒュームにのみ好戦的だな」
「ですが、見てて飽きませんね」
二人の行動に会議室に残された3人は、それぞれの反応を見せる。
因みに、二人のデットレースはヒュームの仕事と言う名の時間切れのために、勝負がついた。
更にこの鬱憤は、ステイシーの地獄のしごきと言う名の憂さ晴らしにて終わった。
ステイシー、南無。
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