第6話 少子化の影響で重婚が合法になろうとも、リア充に至れる座席は有限である
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ですね。この重婚制度は、男同士のカップルにも適応されるのかと思ったんですよ」
「「「・・・は?」」」
いつも通りと言えばいつも通りだが、葵冬馬のあんまりの言葉に3人揃って呆気に足られた。
「それに、男×女×男では如何なんでしょうね。そうなれば私にも士郎さんとのチャンスが生まれてくるはずです」
「冬馬君、それは・・」
「トーマは一体誰と番になりたいのぉお?」
「一番は士郎さんですよ。しかしながら私は、全てを愛することが出来ますから」
「若、そりゃあ博愛主義に聞こえなくもないが、結局の所見境なく食べたがるアブノーマルの節操なしにしか聞こえないぜ」
「2−Fの委員長である甘粕さんが本命とか言いながら、ほぼ毎日の様に近くの保育園などに足を延ばして自愛の眼で見つめてる準には言われたくありませんよ」
そんな二人の会話にジャンヌと小雪は心の中で・・・。
【【どっちもどっちだと思(うなぁあ・いますね)】】
これが偽らざる彼ら4人の本心だった。
−Interlude−
そして勿論、重婚制度に語っているのは2−Sだけでは無く2−Fでも語り合っていた。
「素晴らしい時代が来たもんだぜぇえ!重婚って事はハーレム構築も合法って事だろ!!?」
「それはそうだろけどガクト、まず僕たちには一人たりとも恋人の影も形も無いんだよ?どうしてそこまで楽観視できるのさ?京からも何か言ってあげてよ!」
「確かに、ガクトはまず一人目を見つけてからだね。という事で大和、私は大和がちゃんと愛してくれるなら側室も許すから結婚しましょう」
「何がという事なのかわからんが、魅力的な提案だけどお友達で」
他には。
「おい、スグル。こんな時にゲームなんてしてないで重婚について熱く語ろぉぜぇえ!!」
「阿保か。結局の所、重婚・・・ハーレム構築なんてできるのはモテまくるリア充共だけなんだから、お前に何の意味なんてないだろ?と言うか、リアルなんぞに期待しても裏切られるだけだぞ」
「っ!ちくしょう、ちくしょう!ちくしょうぉおおおお!!!」
それ以外にも反応は様々だが重婚制度について語ってるのは男子生徒ばかりで、基本的に女子生徒はいつも通りだ。
「――――って事で、後もう少しで押し倒せた系なんだけど、相手アタイニビビった系で逃げられた系なのよぉお」
「へー、そうなの・・・・・・・ハァ」
「まるで興味なさそう系だけど、如何したの?チカリン。最近元気無い系じゃない?」
「そうですよ、千花ちゃん。最近溜息ばかりで如何したんですか?お姉さんが相談に乗ってあげますよ」
一応心配する羽黒と、純真の善意から親友を心配する甘粕真与。
そんな二人の気持ちに乗る
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