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Epos48父の夢/娘たちの願い〜Florian family's Dream〜
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私たちはどうかしたのかなって、2人を見守っていると。

「王様とシュテるん、フラムが何か話してる・・・?」

「復旧が進んで言語機能が復活したようですわね」

すぅっと目を閉じたレヴィちゃんとアイルちゃん。意識を内側に向けたみたいで、2人から不穏な空気が綺麗サッパリ消えた。

「ぷふ。レヴィ、あなた、シュテルやフラムからシステム構造が単純だと言われてますわよ」

「うるさいなぁ。そのおかげで、システム復旧が早く進んでるって褒めてくれてるじゃんか。ていうか、アイルだって王様に、融通が利かんアイルを表に出して不安、とか言われてるぞー」

「む。融通が利かないのではなく真面目なだけですわ」

ふんって鼻を鳴らしたアイルちゃんはそれっきり黙った。レヴィちゃんもまた黙る。でもすぐに「え? ボクらがU-Dを求めてた理由、大いなる力を手に入れるんじゃなかったの・・・?」レヴィちゃんが気になるセリフを発した。

「え? 間違いでもないって? どういうこと?」

それは私たちのセリフだよ、レヴィちゃん。思いっきり独り言を漏らすレヴィちゃんには感謝するけど、もうちょっとハッキリとした話が聞きたいかも。

「ヤミちゃんを手に入れて大いなる力を得る。そして自由になる。それが、今までの会話から出来てた推測やったけど・・・」

はやてちゃんの話に頷くことで応える。確かに、ヤミちゃんほどの力があれば自由になることや、それ以上のことだって何でも出来そうだもん。

「U-Dと私たちは、元々1つだったのですわね。アイル、シュテル、レヴィ、フラム、ディアーチェ。そしてU-Dの6基が揃うことで、はじめて・・・紫天の書が・・・完成・・・?」

「なんだ、紫天の書って・・・。あ、王様の本のことか!」

「紫天の書が完成すれば、私たちは闇の書から独立することが出来ますのね!」

「ボクらが求めた自由は、U-Dで迎え入れることで手に入れることが出来るんだ!」

「私もですわ、王。U-Dと出会った時、私の胸に生まれたのは望郷の念にも似た想い・・・」

アイルちゃんの閉じられた瞳から1粒の涙が零れ落ちた。そして「本当にそれでいいのですわね?」ってアイルちゃんが誰かに確認するような言葉を発した。レヴィちゃんも「が、頑張る! 交渉とか苦手だけど、アイルと一緒ならなんとか」ってまたも気になる単語を発した。レヴィちゃんとアイルちゃんがすぅっと目を開けて、私たちへと目を向けてきた。

「お前たちに話がある!」

「シュテルからの提案により、私とレヴィは、あなた達と交渉をさせていただきますわ」

「U-Dを止める方法を教えるからって」

ヤミちゃんを止めるための方法を手に入れたみたいなシュテル達。詳しく話を聞くために私たちは一度アースラへ
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