眷属、集めます
第28話
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けを共有します。同一人物とは言え魂は別ですのでプライベートはしっかりと確保しています」
「それなら記憶の共有による堕天の可能性はないか」
「そもそも堕天の条件ってなんなんでしょう?」
「……考えた事がなかったな。結構バラバラだったはずだ。初期幹部の大半は人間とエロイ事をして堕ちてたはずだ」
「……そんなのが幹部で大丈夫なんですか?」
「実際どうにかなってるだろうが。一番新しい幹部のバラキエルなんか真面目な癖してSMプレイで堕天してるんだぞ。しかも、M側でだ。オレなんて乳を突ついて揉んだだけだぞ。ミッテルトは?」
あれ、確かバラキエルさんの奥さんって姫島さんのお母さんで、S側って……
深く考えるのは止めておきましょう。
「ウチはそんなんじゃないっすよ。ウチは……物欲、だと思うんっすけどね。たぶん。人間界で人間に変装して調査してたら、気付いた時には堕天してましたし。人間界って娯楽が多いっすから、それに釣られて」
「ああ、それも良く聞く堕天のパターンだな。珍しいのはレイナーレだっけ。世間一般のイメージからほど遠いだろうが、天使の中でもいじめとか嫌がらせがあってな。被害者側が力を求めると堕天する可能性が高いらしい」
「被害者側がですか?加害者側は堕天しないのですか」
「愛の鞭と捉えられるんじゃないのか?まあ聖書の神が死んでからのことだからバグかもしれんが」
「一度調査しておく必要があるな。オリジナルは絶対に堕天するわけにはいかないからな。オレ達の説明ついでに少し話し合う必要が出て来たな」
プロフェッサーがめんどくさそうに言っているけど、内心では喜んでいるだろうね。
「私からも質問があるんだけどいいかにゃ?」
「どうぞ」
「その、分裂?私達も出来るのかにゃ?」
「結論から言わせてもらえば、今の所はNOだ。と言うか、割ると能力が割った分減ると思うのが一番早い。肉体はホムンクルスで誤摩化せるが、それ以外の全てが割った分だけ下がる。たぶん、オレ達以外がやると記憶とかも割れると思うからオススメ出来ないな。割った時にある程度欠ける可能性もある」
「あ〜、それは怖くて手が出せにゃいか」
「そういうことだな。あと、ホムンクルスを作るのがめんどくさい。時間をかけてじっくりと作るのならそうでもないが、今回は時間短縮の為に色々と手を加えまくったから死ぬ程めんどうだった」
「ホムンクルスの生成を外部から手を加えて早めるとか、無茶をやりやがるな。と言うか、よく二体も作れたな」
「そこら辺は死ぬ程頑張ったで終わらせてくれ。あんな細かい作業、二度とやりたくない」
「他に質問はありますか?」
「ますたー、わたしのますたーは?」
「この状態ではアー
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