眷属、集めます
第28話
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る」
「それから戦闘の際はゾンビアタックをするとき以外はアーチャーに身体を渡していますね。無意識にでしたけど」
「他にも料理や掃除などの時もだな。基本的に私は屋敷の管理を行う事になる。時間が空けば訓練場の方にも顔を出すつもりだ」
「ちなみに僕は外交方面と情報整理が基本になりますね。これからは三人に分かれている事の方が多いと思いますので覚えておいて下さいね」
「戦力の方はどうなっているんだ?」
ゼノヴィアさんが真面目な顔で質問してきます。その質問にプロフェッサーが答えます。
「肉体スペックは一人の時とほぼ一緒だ。そういう風にホムンクルスを調整したからな。魔力や光力の方は見事に三分割された。オレは光力を扱えないが膨大な魔力を、オリジナルが光力の大半を、アーチャーは雀の涙程の光力とこいつの世界独自の魔力を持っている。まあ、魔力の方もそれほど多いとは言えないな。ミッテルトより若干多い位だ。それから神器はオリジナルが持っている。あと、先程見て分かっていると思うが、オレが悪魔でアーチャーが堕天使、オリジナルが天使で、元に戻ると3種3対の翼を持つ事になる」
「戦闘スタイルは私は武器を使ってどの距離でも対応出来る。特に銃火器を使った遠距離戦なら負ける気はしないな。プロフェッサーは完全な後衛だ。接近戦のセンスはほとんど無い。オリジナルは一般的なエクソシストの戦い方とゾンビアタックが基本だろう。技量はそこまで高くない」
「僕達の評定では三人で連携をとれば一人で戦うよりも強いです。鬼戒神は除きますが。ただ僕とプロフェッサーだけだと若干不安が残ります。戦闘経験がそれほど多くありませんから。アーチャーは単独でもかなり強いです。手段を選ばなければ此所に居る全員で戦っても殺されますね。生前が生前ですから」
「あと、アーチャーは神器を持っていないが神器とほぼ同じ能力を持つ魔術が使える。というか、こっちが原型だな。応用で、槍とか斧とか盾とか神話に出て来そうな武器や防具も出せる。代わりに剣以外だと魔力の消費量が5倍以上とかシャレにならん。アーチャーの世界の魔力とオレ達が使える魔力は物が違うのか代用出来ないのがかなり痛い」
「まあ、私としては問題無い。十分なバックアップが無くとも、一人でどうとでも出来る。生前よりは良い環境でもあるしな」
「とまあ、そんな感じで戦力的には2倍ちょっとかな?仕事の分担が出来る様になったので僕的にはかなり楽になります」
「なるほどな。持久力は下がった代わりに戦力はかなり上がったと考えれば良いか。他に気になる事があるんだが、いいか?」
「どうぞ」
「記憶の方はどうなってるんだ?」
「一人の時の記憶は全員で共有しています。三人に分かれている時は一人に戻った時に共有しても良いと思う物だ
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