眷属、集めます
第27話
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とうとう始まるソーナ・シトリーとのレーティングゲーム。会場入まで後数分と言った所で僕と白音さんが一番最後に会場の入り口になる魔法陣が設置されている部屋に到着する。そしてそんな僕達を見て眷属の皆が驚き唖然としている。そんな中で一番復帰が速かったアザゼルさんが一歩進み出る。
「あ〜、とりあえず全員が言いたい事があると思うからオレが代表して聞く事にする。なんで前よりも重傷でミイラみたいに包帯でグルグル巻きな上に車いすで運ばれてるんだよ!!」
「あ〜、若さ故の過ちと言った所でしょうか。無理矢理治療しようとして失敗してより重傷を負いました。見ての通り自分で動けません。短時間、2分程度なら回避位は出来ると思いますけど期待しないで下さい。魔法も殆ど使えません」
「相変わらず無茶をしやがって。お前が倒れると色々と面倒な事になるんだぞ。それを分かっているのか?」
「分かっていますよ。ゴミがまた色々と活動している情報が上がって来ているので出来るだけ速く復帰しようとしたんですよ。とりあえず、重傷は負いましたがむしろ自然治癒力は向上してますから最終的には若干のプラスですので問題ありません」
魔力の経路の一部が正常な形に戻りましたからね。実際はかなりプラスなんですよ。左腕でなら色々と細工も出来る様になりましたから。
そして間もなく転移の魔法陣が光だし、レーティングゲームの会場に転移する。周囲を見渡すと数多くのテーブルとイスが並べられている。ここは、確か駒王にあるデパートのフードコートでしたっけ?
『皆様、このたびは断罪の剣とシトリー家のレーティングゲームの審判役を仰せつかりました、ルシファー眷属の女王グレイフィアでございます。今回のフィールドは駒王学園の近隣に存在するデパートを用意させて頂きました』
グレイフィアさんの話を聞き流しながら眷属の皆に指示を出していく。フードコートを調べさせて何処まで再現されているのかを確認する。
「水も電気も通ってるし、ガスボンベも中身が入ってますね」
「レジの中身もしっかりあるな。材質も変わらんが、これって偽造になるのか?」
「冷蔵庫とかの中身もしっかりありました。個人的なメモみたいな物も」
ふむ、中々芸が細かいですね。白音さんが壁に掛けてあった館内案内図を外して持って来てくれたのでそれを見ながら作戦を組み立てる。
『本陣は、断罪の剣の本陣は二階東側、ソーナ様の本陣は一階西側となっております。また、フェニックスの涙を各陣営に一つずつ支給させて頂きます。なお、今回は特別ルールが設けられております。ご確認を忘れない様に。作戦を立てる時間は30分です。この間、相手チームとの接触は両者退場となります。それでは、ゲームスタートです』
どうしようかな?一瞬でゲームを終わらせる奇
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